意外となかった、新型ホンダNSXとBMW i8との比較レビュー動画。
タイムを競うわけではありませんが、サーキットでの試乗インプレなどが公開されています。
NSXとi8は同じ「ハイブリッドスーパーカー」ではありますが、NSXの方がエンジンパワーが強めでi8は逆にモーターのアシストが強め(比率的に)。
NSXは絶対的なパフォーマンスを意識していますがi8はそうではない、というところも大きな違いですが、i8は2014年の発表以来1万台を売っているというので、「パフォーマンスはそんなに必要ではない」と考える人が多数いる、ということですね。
なおフェラーリは全モデルで年間8000台、ランボルギーニは4000台、アストンマーティンも4000台、マクラーレンは2500台、ロータスは2000台程度の販売なので、「i8単一車種で」1年半ほどの間に1万台を売ったというのは驚異的であるということがわかると思います。
i8は231馬力を発生する1.5リッター直3エンジン(F56ミニクーパーと同じ)、そして131馬力を発生するモーターを動力源として走行。
ガソリンエンジンは後輪を、モーターは前輪を駆動する4WDのプラグインハイブリッドカーですね。
重量はドライで1490キロとハイブリッドカーとしてはかなり軽量(V10ガソリンエンジンのランボルギーニ・ウラカンは1422キロ、ハイブリッド・システムを持つ新型NSXは1750キロ)。
一方でホンダNSXはV6ツインターボエンジンから507馬力、3つのモーターで74馬力、合計581馬力を発生。
この数字を見てもわかる通り、i8とはコンセプトそのものが異なることが理解できますね。
価格についてもBMW i8が2000万円くらい、ホンダNSXは2400万円くらいとパワー差に応じた価格差があるものの、意外と比較対象としてはちょうどいいのかもしれない、と思います。