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生産わずか4台。BMW M5ベースの希少なアルピナB7ターボがオークションに登場

2017/04/21

アルピナB7ターボがオークションに登場。
「アルピナ」は一般にチューナーと思われがちですが、れっきとした「メーカー」で、BMWからまっさらのボディ、パーツ類の提供を受け、それを自分たちで改良し、もしくは独自のパーツを使用して製造しています。
ちょうどルーフがポルシェからボディやパーツの供給を受けながら自分たち独自の技術で車を組み立てる「メーカーである」のと同様ですね。

アルピナの外観についてはBMWとさほど変化はなく、ホイール、ごく控えめなエアロパーツ、エンブレムやバッジ、ボディカラー(上品なブルーやグリーン、グレーが多い)、そして時にはオプションで入る「ライン」くらい。
ただしインテリアやドライブトレーン、サスペンションは大きく変更され、通常のBMWとは「別物」と言って良いレベル(実際に別物ですが)。

このB7ターボはE28世代のM5をベースにアルピナが独自に製造した「たった4台」のうち一台とされており、非常に希少価値が高い個体。
エンジンは3.5リッター直6ターボで320馬力を発生する、と報じられています。

最初はドイツ国内で納車されたそうですが後にカナダに輸入され、現在の走行距離は203,000キロ。
非常によく手入れされており塗装はオリジナルのままで内装や機関のコンディションも上々とのこと。

関連投稿:BMW i8にアルピナのV8エンジンを仕込んだチューナー登場。800馬力に迫る

BMW i8にM6のV8エンジンを移植したチューナーが登場。
ドイツを拠点とするGabura Racingがこれを行っていますが、いったんi8をバラして(当然ですが)エンジンやトランスミッションを組み込んだ模様。

なお、このV8エンジンはアルピナによってチューンされており200馬力も純正より高い出力を発揮し、ほぼ800馬力(純正は362馬力)に到達する勢い。
6速シーケンシャル・トランスミッションはリアアクスル前に搭載(つまりトランスアクスル)されている、とのこと。

 i8のもともとのエンジンは3気筒なので倍以上のシリンダーを持つエンジンを押し込んでいることになりますが、ハイブリッドシステムがまだ残っているかどうかは不明。

現在もまだ改装中とのことで、完成が楽しみな車ですね。

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