ドイツのチューナー、G-PowerがE92世代のM3を究極チューンした車両「M3 GT2 ハリケーン」を公開。
見た目「サーキット専用」のようにも見えますが、公道走行も可能、とのこと。
ドイツのチューナーは一般に過激なチューンを施す場合が多いようですが、それはやはり「ニュルブルクリンクに行けば走行性能を(チューナー側も、購入したユーザー側も)試せる」という環境がそうさせるのかもしれません。
外観からも連想できる通りエンジン内部にも手が入っており、クランクシャフトの変更によって排気量は4リッターから4.5リッターへ拡大(ピストン、コンロッドも変更)。
さらにスーパーチャージャーを追加することで出力を709馬力にまで高め、冷却系も大幅強化しています。
室内も大きく変更され、これはロードカーというよりはレーシングカーに近い印象。
トランスミッションはレース用のシーケンシャルと思われます。
0-100キロ加速は公表されていないものの0-200キロ加速は9.8秒(フェラーリ812スーパーファストは7.9秒、マクラーレン720Sは7.8秒)というパフォーマンスを誇り、スーパーカーとまでは行かなくても十二分に「速い」と言えるレベルですね、
https://www.youtube.com/watch?v=P3o52I2jkoY
Gパワーが先代BMW M3のチューニングプログラムを公開。
これはV8エンジンにスーパーシャージャーを装着したもので、ノーマル比較+100馬力以上の520馬力へとパワーアップ。
なお価格は約80万円となっており、さらに12万円ほど払えば550馬力、100万円ほど上乗せすれば600馬力、さらに120万円で630馬力にまで対応し、610馬力のランボルギーニ・ウラカンをも超える数字に(地獄の沙汰も金次第)。
なおBMW M3は後輪駆動となりますが、ここまでチューンした時の操縦安定性はちょっと心配。
この金額にサスペンションなどシャシーチューンが含まれているかどうかはわかりませんが、ハイパワー化を行う場合、サスペンション、ブレーキには手を入れておいたほうがよさそうです。
先代BMW M3は安いものだと400万円ほどから購入でき、リフレッシュを兼ねて150万円ほどでパワーアップ+足回りをカスタムしてみる、というのも面白い乗り方かもしれませんね。
BMW M4GTSはBMWのロードカーとしては過去最速レベルに位置しニュルブルックリンクの周回タイム上位にも顔を出すほどですが、G-Powerがさらにチューンによってパフォーマンスを向上。
500馬力から615馬力へとパワーアップし、これによって0-100キロ加速は3.8秒から3.6秒へ(G-PowerはこれまでもM4のチューニングを手掛けている)。
このためにタービン交換など相当に大掛かりなチューンを行っているそうですが、M4 GTSは軽量化などベースとなるM4に比べてもかなり高いポテンシャルを持っているためにチューニングに対する費用対効果は高いのかもしれません(M4GTSはそのぶん元が高いですが)。
新車価格はほぼ2000万円で、この価格を出すのであればランボルギーニやフェラーリの中古を購入という選択肢も見えてくるわけですが、それでも発表すると同時に予定生産台数の700台は完売済みとなっています。
G-POWERがM4クーペ向けにBi-Tronik 2 Vエレクトロニックコントロールキットを発売。
これによって一気に500馬力にまでパワーアップし0-100キロ加速は3.7秒、最高時速は320キロに。
なおノーマルのM4は431馬力、4.3秒、250キロ(リミッター作動)なので相当に性能が向上していることがわかります。
M4最強モデルである「M4 GTS」で500馬力/3.8秒、305キロなので、G-PowerチューンのM4はM4 GTSすら上回るということになりますが、ささらには520馬力コース、560馬力コースとさらに過激なチューニングメニューもあるようですね。
なお驚くのはその価格で、ECUを書き換えるだけなので「わずかに21万円」程度。
M4GTSが2000万円近いことを考えると破格といえますが、やはりターボの高出力化は容易(ただし熱が出たりして弊害もありますが)である、ということを痛感します。
※デモカーには強化&ローダウンサスペンションキット、オリジナルホイールを装着