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メルセデスAMGが公式にて「プロジェクト・ワン」テスト風景を公開。果たして一般人に扱える?

2018/09/22

| ちゃんと実用に耐えうるかが問題だ |

メルセデスAMGがそのハイパーカー「プロジェクト・ワン(Project One)」のテスト風景を公開。
場所は「英国のどこか」だそうですが、これは生産がメルセデスAMG F1チームの拠点が英国にあり、そしてプロジェクト・ワンはそこで生産されるため(よって英国車扱いになると思われる)。

メルセデスAMG プロジェクト・ワンはその価格3億5000万円という高額にもかかわらず、当然のように限定275台は完売済み。

F1直系のドライブトレーンを採用し、出力は1000馬力以上、ダウンフォース800キロを発生するハイパーカーです。

いまのところ最終スペックは未確定

いったん発表はなされているものの、現在は画像の通りテスト中で、最終スペックは未確定のまま。
「予定」だと上述の通り1000馬力、そして重量は1300キロ、エンジンは1.6リッターターボに高回転モーターというハイブリッドパワートレーンを採用、と報じられていますね。

なお、いかにハイブリッドシステムを採用するといえども1.6リッターエンジンから1000馬力というのはかなりな「犠牲」を払っていると思われ、プロジェクト・ワンのアイドリングは4000-5000回転、エンジンやトランスミッションは5000キロ走行ごとにオーバーホールが必要だとも言われています(さすがにこのクルマを5000キロも乗る人はいないと思う)。

さらにメルセデスAMGは「ニュルブルクリンク最速は確実」としながらも「問題はこのクルマを扱えるドライバーがいるかどうか」とも発言しており、相当に運転が難しいクルマであることもわかりますね。

メルセデス・ベンツはかつて「CLK-GTR」なる、まんまレーシングカーともいえるクルマを発売していますが、こちらは「メルセデス・ベンツがじきじきに行うトレーニングを受けないと購入できない」とされ、これを受けず(正規ではなく)ブローカー経由で購入した小室哲哉は「自分には運転できないことがわかり、置いていただけだった」と後に語ったほど。※一部で小室哲哉はヤワだと言われているものの、ぼくらよりはよっぽどスーパーカーには乗りなれていると思われる

そういったこともあってメルセデスAMG プロジェクト・ワンもやはり「相当になーバス」だと思われ、そしてそもそも「エンジン始動にもあれだけの人数が必要なF1マシン」のドライブトレーンをそのまま公道走行可能なクルマに転用するのはけっこう無理があるのかもしれず、実際にプロトタイプでは「走行もままならない」姿が目撃されたことも。

なお、メルセデス・ベンツはこの「プロジェクト・ワン」のイメージを反映させたミドシップスポーツカーを発売するとも報じられており、ランボルギーニやマクラーレン、フェラーリ、そしてやはりミドシップスポーツに参入するアストンマーティンの強力なライバルとなりそうですね。

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