| 2500万円以上の高級SUVは今けっこうアツいセグメントだ |
メルセデス・ベンツはSUVにも「マイバッハ」を投入すると言われますが、今回はそのプロトタイプと見られる車両が目撃に。
なお、これまでにもメルセデス・ベンツはSUVにもマイバッハを設定しており、それはメルセデス・マイバッハG650ランドーレット(99台の限定発売)。
メルセデス・ベンツGクラスをベースにしたもので、車体後部をオープン化した「リゾート仕様」とも言えるクルマです(これの売り物はめったに出ず、走行する姿もほとんど報告されない)。
メルセデス・ベンツは中国の富裕層を「マイバッハ」で取り込みたい?
そしてもう一台、コンセプトカーではありますが、昨年の北京モーターショーにて発表された「マイバッハ・アルティメイト・ラグジュアリー・コンセプト」。
こちらは中国市場で好まれるセダン風味を取り入れた「クロスオーバー」となり、室内には茶器を備えるなど中国を強く意識した仕様を持っています。
そこで今回目撃された「新型マイバッハ」ですが、これはメルセデス・ベンツGLSをベースにすると言われ、その名称も「メルセデス・マイバッハGLS」が採用されるという話も。
ただ、その場合はメルセデス・ベンツGLSを生産するアラバマ工場にて「マイバッハGLS」が生産されることになり、本国(ドイツ)生産ではないマイバッハの誕生ということになりそうですね。
今の段階だとメルセデス・マイバッハGLSの仕様については不明ではあるものの、フロントグリルは「格子状」。
ダミーにしてはちゃんと作られているので「市販モデルも格子グリル採用か」と思ったりしますが、マイバッハにしては立体感に欠けるため、やはりこれは「ダミー」と考えるのが良さそうですね。
ホイールは太いスポークを持つデザインを持ち、しかしこちらも市販時にはマイバッハらしい、重厚感あふれる、そしてポリッシュ仕上げのホイールが与えられることになりそう(サルーン同様のディッシュホイールになるかどうかはわからない)。
なお、現在「マイバッハ」ブランドについてはそのデザイン言語を構築中だと思われ(コンセプトモデルだと”スプリットウィンドウ”を持つが、市販モデルではそうもゆかない)、グリルやランプ類含め、今後長い時間をかけて「マイバッハらしさ」を構築するのでしょうね。
そしてこのプロトタイプを見ると、凹凸が少なくフラッシュサーフェス化が進んでいるようですが、「ツルッとした表面」も(アルティメイト・ラグジュアリー・コンセプトを見る限り)マイバッハの特徴として採用されるのかもしれません。