| どう見てもメルセデス・マイバッハSクラスにしか見えない |
ここまで完全に「偽装」されると真贋を見分けることができる人はほぼいないだろう
さて、以前は「BMW 5シリーズを、新型M3風のバーチカルキドニー・グリル」へと換装するキットが発売された中国ですが、今回はなんとメルセデス・ベンツEクラス「ロング(L)」をメルセデス・マイバッハSクラスへとコンバートするキットが発売されて話題に。※EクラスLは、主に中国とインド向けに販売されている
そして驚くべきはコンバート後の姿が「実際のメルセデス・マイバッハSクラスと見分けがつかない」ということ。
もちろん両者を並べるとその差は一目瞭然なのかもしれませんが、EクラスLだけを見るととうてい「フェイク」だとはわからないかもしれません。
ちなみにこちらが「本物」のメルセデス・マイバッハSクラス。
メルセデス・マイバッハSクラスへのコンバージョンキットにはこういったパーツが含まれる
そしてこちらがこのメルセデス・マイバッハSクラスへのコンバージョンキット。
前後バンパーに加えてクロームのインテークサラウンド、縦スラットの付いた大きめのグリル、マイバッハの立体エンブレム、サイドモールディング、そしてエキゾーストパイプとリアバンパー上のクロームが追加されています。
このコンバージョンキットは、2016年から2020年の間に販売されたフェイスリフト前のEクラスモデルに対応していますが、このキットは現在アリババにて販売されており、価格は1,000ドルから1,500ドルくらい。
もちろんこれに加えて装着のための工賃が必要となるものの、「マイバッハに見せる」ためのコストとしては「安すぎる」くらいなのかもしれません。
こちらは実際にマイバッハSクラスに換装されたEクラスL。
一方でこちらは実際のマイバッハSクラス。
こちらは「偽マイバッハSクラス」。
こちらは本物のマイバッハSクラス。
こうなるともう見分けがつかない
なお、この「偽」マイバッハSクラスが目撃されたのはインドのガソリンスタンドだそうですが、このボディキットのほかにもマイバッハ風のペイント(ラッピングなのかもしれない)、マイバッハ風のホイール、フロントフェンダー上のV12バッジ等を追加しており、いっそう「マイバッハSクラス」っぽく変身しています。
こういった「コンバート」が可能になった背景としては、現在のマイバッハが「メルセデス・ベンツ内のひとつのブランドとして」機能しているためで、これが以前のように「マイバッハがメルセデス・ベンツとは異なる別ブランド」であったならば「偽装」は不可能だったのかもしれませんね。
さらにEクラスLは車体を延長(5,065ミリ)しているのでマイバッハSクラスに近づいていること、そしてリアウインドウの形状も通常のEクラスよりもマイバッハに近いこともその一因なのだと思われます。
メルセデス・マイバッハSクラスに換装されたメルセデス・ベンツEクラスの投稿はこちら
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参照:automobiliardent(Instagram)