| なんだかんだ言いながら、どんな環境でも最大のパフォーマンスを引き出せるテスラ・モデルXはスゴいと思う |
一方でブラバス850にとっては残念な結果に
さて、いつも様々なドラッグレース動画を公開してぼくらを楽しませてくれるCarwowですが、今回はハイパフォーマンスSUVを揃えた加速対決動画を公開。
今回のメンツはテスラ・モデルXパフォーマンス、ランボルギーニ・ウルス、そしてブラバス850(メルセデスAMG GLE63)。
いずれも大きな車体と重量級のボディを持SUVたちで、それぞれ車体重量は2572kg、2197kg、2220kgとなっており、ピュアEVであるテスラ・モデルXが(大きなバッテリーを積むぶん)やや不利なようにも見えますね。
テスラ・モデルXパフォーマンス、ランボルギーニ・ウルス、ブラバス850のスペックはこうなっている
そこで各車のスペックをもう少し細かく見てゆくと、テスラ・モデルXパフォーマンスは2つのエレクトリックモーターから670馬力/970Nmを発生させて4輪を駆動。
公式発表だと0-60マイル(0-96キロ)加速は3.8秒です。
そしてランボルギーニ・ウルスは650馬力/850Nmを絞り出す4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、トランスミッションは8速AT、駆動輪は4輪、0-100キロ加速は3.6秒。
ブラバス850はメルセデスAMG GLE63クーペをベースとしていますが、搭載されるエンジンは(メルセデスAMG製ではなく)ブラバス製の6リッターV8ツインターボ。
本来は850馬力/1450Nmというパワー/トルクを発生しながらも、ドライブトレーン保護のため、トルクは1150Nmまで引き下げられている、とのこと。
駆動輪はもちろん4輪です。
実際に走ってみたらこうなった
そこでこの3車が実際に走ってみた結果ですが、ある意味では「予想通り」。
まずは瞬発性において有利なエレクトリックモーターを積むテスラ・モデルXパフォーマンスが思いっきり飛び出して他2車を引き離し、そのまま1/4マイルを逃げ切ってゴール。
そのタイムは11.9秒という「SUVであること、ウェットであること」を考慮すれば信じ難いものです。
ただ、2番手のランボルギーニ・ウルスも12.0秒という素晴らしいタイムを残しており、さすがはランボルギーニといったところですね。
参考までにですが、ぼくが今までに運転した中でもっとも速かったSUVはテスラ・モデルX、次いでランボルギーニ・ウルスですが、両者のフィーリングは全く異なるもので、テスラ・モデルXはエレクトリックモーターの特性を生かして瞬発力に優れ、ランボルギーニ・ウルスはそこからエンジン回転数の盛り上がりとともに加速が伸びてくる、という印象です(テスラ・モデルXでフル加速したときは、あまりの加速Gの凄まじさに、スウェットパンツの横ポケットに入れていた小銭や携帯電話が後ろに飛んでいったことを思い出す)。
最後はブラバス850となっていて、これはトルクを抑えていること、そしてトラクションコントロールの性能がテスラ・モデルXやランボルギーニ・ウルスに比較して劣っている可能性も考えられます(パワーのすべてを駆動力に変換できていない)。
テスラ・モデルXパフォーマンス、ランボルギーニ・ウルス、ブラバス850が加速を競う動画はこちら
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参照:carwow