メルセデス・ベンツがティーザーキャンペーンを行っていた「メルセデス・マイバッハS650カブリオレ」をLAオートショーにて公開。
エンジンは6リッターV12ターボで621馬力を発生し、トランスミッションはデュアルクラッチ。
ただしマイバッハS650カブリオレ最大の特徴はパワーや機能というよりも、その「ゴージャスさ」。
ベースとなるSクラス・カブリオレでも十分に高級ではありますが、そこからさらに高級感を増しており、公開されたモデルの内装はオフホワイトにブラックのトリムを持っています。
シート形状は新しくなっており(なんらかの新機能があると思われる)、内装と同じカラーの「マイバッハ・バッグ」も登場。
外装だとあちこちにマイバッハ・バッジが装備される他、ホイールが新形状になり、各部にクロームのトリムが追加されていますね。
このメルセデス・マイバッハS650カブリオレは限定モデルとなり、その数は世界でわずか300台。
そのうち75台が北米に輸出されると言われ、価格は欧州で3400万円ほど、とのこと。
日本だとメルセデスAM S65カブリオレの価格が3417万円なので、このマイバッハS650カブリオレは当然ながらこれよりも高価になるのは間違いなさそう。
キーについてはメルセデス・ベンツのバッジ違いで、ここはもうちょっと頑張っても良かったのでは、と思います(黒い樹脂部分がピアノブラックになるなど)。
なお今回のオフィシャルフォトではボディカラーが「レッド」となっていますが、これはメルセデス・ベンツ、とくにマイバッハとしては非常に珍しいように思います。
ただし今年のペブルビーチで公開された「ヴィジョン・メルセデス・マイバッハ6」も同様のレッドを採用し、またマイバッハS650カブリオレと同様のクロームパーツの使い方をしていたので、あの時点ですでにマイバッハS650カブリオレの具体的なデザインが決まっていたのでしょうね。
ヴィジョン・メルセデス・マイバッハ6はこんな感じ。
おなじみX-TOMI DESIGNが先日発表されたメルセデス・マイバッハS650カブリオレを逆に「クローズド化」したレンダリングを公開。
要はメルセデス・ベンツSクラスクーペの豪華版になってしまいますが、これはこれで需要があるのでは、と思います。
レンダリングではホイールや各部のトリムがクラシカルになっており、確かに「マイバッハ風」。
マイバッハS650カブリオレは300台限定ですが、この売れ行きが良ければ実際に作られるかもしれませんね。
なおマイバッハS650カブリオレの日本市場への割り当てや価格は不明ですが、メルセデスは内外価格差が非常に大きなブランドであり、相当に高価になることは間違いなさそうです。
関連投稿:本日発表予定のマイバッハ・コンバーチブル。実際はこうなる?というレンダリング登場
メルセデス・マイバッハのオープンモデルは本日にも発表予定ですが、おなじみX-TOMI DESIGNが予想レンダリングを作成。
新しいマイバッハはメルセデス・ベンツSクラス・コンバーチブルをベースにしており、となるとこの予想レンダリングも「当たらずとも遠からず」かもしれませんね。
現行マイバッハは以前のように「独立したブランド」ではなく、「メルセデス・マイバッハ」としてメルセデス・ベンツ内のサブブランドとして存在していますが、それだけに現行モデルとの関連性が濃くなっています。
今のところ「マイバッハになると(ベースモデルからこう変化して)こうなる」というような決まった手法を認識するのは難しいですが(何ぶん車種が少ないので)、それでもクロームパーツの多用は間違いないと思われ、今回のオープンモデルもその手法に準じるものと思われます。