ダッジのV8エンジンをフロントに収め、「現実にありえない」911を現実に
これまで何度かその魔改造っぷりを紹介してきたフランスのDanton Arts Kustomsですが、今回は997世代のポルシェ911に対し、ダッジのV8エンジンを「フロントに」搭載するプロジェクトを進行中。
その様子は彼らのインスタグラムにて公開されていて、とにかくその常識はずれっぷりには驚かされるばかり。
マトモな頭ではこのカスタムは到底できない
ポルシェ911はもともとリアエンジンなのでフロントにエンジンを積むようにはできておらず、よって車体を全部バラしたのちに切った張ったの大改装。
おそらくフロントフードはどうやっても閉まらず、エンジンはむき出しになるものと思われます。
そしてトランスミッションがどうなるのかは不明で、エンジンと共にフロントに収まるのか、はたまたトランスアクスルレイアウトになるのかということですが、フロントから取り外した燃料タンクともども設置場所を探さなくてはならず、相当なコストが掛かりそうです。
なお、このカスタムの「元ネタ」はこちら。
いつも「現実には絶対にない」クルマのレンダリングを作成してはぼくらの目を楽しませてくれるYasid Designの作品ですが、どうやらYasid Designとダントン・アーツ・カスタムズ両者が手を組んでこのプロジェクトを進めているようですね。
もう「マジかよ・・・」としか言いようがありませんが、どこか中東の富豪が注文した可能性もありそうで、それが事実であれば豊富な資金をバックに完成度の高いカスタムカーを作ってくれるものと期待しています。
ダントン・アーツ・カスタムズはもともと「まともな」カスタムをやってない
そしてこのダントン・アーツ・カスタムズですが、これまでも「変態レベル」のカスタムカーを次々リリース。
ちょっと前にはランボルギーニ・エスパーダをトップチョップ&ホットロッド化という離れ業も披露しています。
そして実際にポルシェ911をフロントエンジン化したことも。
その他最近だと、別のチューナーがやはり「もしも系レンダリングを実現する」プロジェクトを立ち上げており、こちらはリアをフォーミュラカーばりに改造しようというもの。
「もしも系レンダリング」を実際に作ろうとする男たちが登場。ポルシェ911の車体後半をぶった切ってル・マン・レーサー風のミドシップへと魔改造