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新型ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモが目撃に。発表から2年でフェイスリフトする理由とは?

2019/07/11

| パナメーラ・スポーツツーリスモはついこの前発売されたように思えるが |

ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモのフェイスリフトモデルと思われるプロトタイプが目撃に。
なお、パナメーラ・スポーツツーリスモは二年ほど前に発表されたばかりですが、それを考えるといささか「早い時期でのフェイスリフト」。

ただしこれはポルシェにはよくある話で、ワゴンボディ版「スポーツツーリスモ」ではない、サルーン版パナメーラの登場は2016年。
そしてポルシェの場合、そこから「ターボ」「ターボS」「ハイブリッド」などのバリエーションを順に追加し、さらにワゴンボディの「スポーツツーリスモ」をその1年後あたりに発売しています。

ポルシェは年度ごとにサプライヤーと部品調達の交渉を行う

しかしながら、ポルシェは「年度ごと」にパーツを調達しているので、たとえば翌年度のパナメーラ各モデルごとにパーツを変えるのはコスト高を招き、よって「フェイスリフトする場合は、登場時期に関係なく、ラインアップすべて一斉にフェイスリフト」することに。

つまりパナメーラの各モデルが「登場から何年経ったから」と順番にフェイスリフトを行うわけではない、ということですね。

これは911にもあてはまり、たとえば991世代の「911タルガ」は991へとモデルチェンジした数年後に発表されたため、911タルガ発売後すぐに991そのものがフェイスリフトを迎えてしまい、よって911タルガは非常に短命であったと記憶しています。

同じ理論でゆくと、そのモデルの「モデルライフ最後のほう」に発売されたモデルは発売期間が非常に短い、ということにもなりますね。

新型パナメーラのテールは「カイエン」同様に?

それはともかくとして、今回の新型パナメーラ・スポーツツーリスモのプロトタイプですが、車体後部をカモフラージュしており、つまりはこの部分が「変更」されるということに。

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ウワサだと、パナメーラのフェイスリフトモデルはセダン、ワゴンともに「カイエン同様の」テールランプが与えられるといわれ、これはどういうことかというと「PORSCHE」文字が透明のカバーの中に配置されるようになる、ということに(画像はカイエン)。

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現在のパナメーラは「911」「718ケイマン/ボクスター」同様に「PORSCHE」文字が露出しており(画像は992世代の911)、もし本当に新型パナメーラにおいてPORSCHE文字がクリアパーツ内に格納されるのであれば、「今後ポルシェのスポーツモデルについてはPORSCHE文字が外に、サルーン/SUVにおいてはPORSCHE文字が中に」ということになるのかも。

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ポルシェは「スポーツカー」と「サルーン/SUV」との間に明確な線を引いている

なお、ポルシェは「スポーツカー」と「サルーン/SUV」との間でデザインを共通化する一方で「溝」を設けており、たとえば命名法則についてもスポーツカーは「911」「718」という数字三文字、「パナメーラ」「カイエン」「マカン」といった感じで名前が与えられることに。

こういった事例を鑑みるに、ポルシェはすべてのモデルに「横長」テールランプを与えながらも細部で差別化を図るということも考えられますね。

なおフロントについて、今回目撃されたプロトタイプのヘッドライトやバンパーは現行モデル同様。
ただしポルシェのこれまでの例から見るに、ヘッドライトそしてフロントバンパーが変更されるのは間違いなさそうです。

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インテリアにおいても大きな変更はないように感じられ、しかしステアリングホイールにカバーが装着されているところから推測すると、「ステアリングホイールが新形状になる」のかもしれませんね。

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なお、ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモのデザイナーは日本人で、「911と共通のデザインを持たせることのメリットと苦労」についても語られていますね。

VIA:CARSCOOPS

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