| この軽量な車体+500馬力、そしてマニュアル・トランスミッションだとこの上なく楽しそうだ |
先日の「911タルガ」に続き、またまたジンガー・ビークル・デザインが911のレストモッドを公開。
今回の個体は「オクタゴン・コミッション」と題されたもので、ボディカラーは美しいメタリックの「シャーロックブルー」。
これに組みわせられるのはボディカラーに溶け込むように調合されたライトブルーのストライプで、フロントバンパー〜サイド〜リアバンパーにまでペイントが施されています。
なお、サイドにはシャンパンカラーにて「PORSCHE」文字。
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ジンガーがまたまた最新の、しかしレトロな911カスタムを披露。快適性を重視した”ドロレス・コミッション”
| どうやらジンガーの引き出しは無限にあるらしい | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49871635433/in/dateposted-pub ...
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前後ブリスターフェンダーで武装
リアフェンダーは大きく膨らみ、エンジンフードには「ライトな」ダックテール形状を採用。
フード上のPORSCHE文字はペイントではなく立体エンブレムを用いています。
そしてここ最近発表された一連の個体同様、ヘッドライトベゼル、ドアミラー、ウインドウモール、ドアハンドルなどはマット仕上げのチタンカラー。
ホイールは伝統の「フックス」デザインですが、リムの深さを見るにオリジナル品だと思われ、ディスクとリムもやはりチタンカラーによるフィニッシュです。
本来メッキが採用されている部分にこういった「渋く重めの」カラーを採用することにより、車体全体の印象がずいぶん変わるようでもありますね。
5マイルバンパーもチタンカラー。
センターマフラーもまた、ジンガー・ビークル・デザインの特徴ですね。
フロントトランク内部にはキルティング仕上げを持つ明るいブラウンレザー(アンティーク調)が採用され、タワーバーもボディカラー同色のシャロックブルー。
センターにあるフューエルフィラーキャップはブラス(真鍮)っぽい雰囲気を持ち、やはりこれもアンティークっぽい仕上がりです。
エンジンルームも芸術品と言っても良さそうな仕上げを持ち、エアクリーナーボックスのメッシュ、そしてチタン調フィニッシュも秀逸ですね。
なお、フード上には「4.0」のバッジがあり、ジンガー得意の4リッター・フラットシックス(500馬力)へと換装されている模様。
ブレーキキャリパーはシルバーにペイントされており、ブレーキディスクは2ピース構造を持つことから「カーボンセラミックディスク」なのかも。
ジンガー・ポルシェ「オクタゴン・コミッション」のインテリアはこうなっている
そしてこちらはジンガー・ポルシェ・オクタゴン・コミッションのインテリア。
シートは4ウェイ電動調整機能を備え、サイドサポートはかなり分厚め。
センター部分は編み込みレザーのイントレチャートを使用し、ニッケルのアイレット、そしてシートバックには「レカロ」のバッジが取り付けられていますね(これ以上前に倒れないので、後席に乗り降りするのは難しそう)。
メーターも明るいオレンジを採用し、レブリミットは11000回転まで刻まれています(レッドゾーンは9000回転)。
トランスミッションは6速マニュアル。
もちろん、これもエンジンと共に現代のユニットが採用されています。
リアシートも「編み込みレザー」。
その周囲はボディ同色のハードタイプ(カーボンもしくはFRPだと思われる)。
フロアマットは麻のようなざっくりとした素材感を持ち、レザー製パイピングも。
フットレストやペダル類はマットブラック仕上げ、ステアリングホイールのスポークもマットブラック仕上げ、センターのホーンボタンはポルシェクレスト(エンブレム)が型押しされたレザー製です。
ダッシュボードにも編み込みレザーが貼られ、その上下、そして「Singer」バッジもニッケル風の素材感を持っていますね。