
| 55分も廻り続けていたら体調に異変を来たしそうだ |
さて、ポルシェ・タイカンが「EVにおける最長ドリフト記録」を達成したと発表。
これはポルシェ・エクスペリエンス・センター・ホッケンハイムにて達成された記録で、コースに設置されたサークル(スキッドパッド)を「どれだけ廻りづづけることができるか」、そして実際に廻った距離を積算したもの。
その距離は42.171キロ
今回記録に挑戦したのはポルシェの契約ドライバー、デニス・レテラ氏。
使用したのは後輪駆動モデルのタイカンで、このスキッドパッドを反時計回りに210周廻っています。
なお、スキッドパッドは1周200メートルなので合計42.171キロという計算となり、これにかかった時間は55分、そして平均速度は46km/hだとアナウンスされています。
この記録の正確性を確保するためにはルーフ上のカメラ、そしてGPS、車載コンピューター等を総合的に活用することになったそうですが、デニス・レテラ氏によると「1時間も同じ方向に廻り続けるのは、とにかく疲れた・・・」とのこと。

記録は「ノンストップ」のみ有効
なお、この「ドリフト記録」は連続で行う必要があり、途中でストップするとそこで無効に。
つまりバッテリー切れやドライバーの体力切れ、タイヤが磨耗しきったりバーストしてもアウトということで、極めて慎重に周回する必要があるものと思われます。
そして今回はタイヤの摩耗を防ぐためなのか、それともドリフトを容易にしてバッテリーの消耗を防ぐためなのか、スキッドパッドへと水を散布しながらの挑戦となったようですね。

ちなみにガソリン車の最長ドリフトはBMW M5の持つ374キロという途方もない記録ですが、これについては「ドリフトしながら給油する」というとんでもない技を使用しながらの記録達成であり、その様子は動画でも公開済み(よくタイヤが保ったな・・・)。
そしてこういった記録は「そのカテゴリを申請したもの勝ち」的なところもあるようで、「コンパクトカーのドリフト記録」「オープンカーのドリフト記録」「ハイブリッドカーのドリフト記録」「2シーターのオープン記録」など様々な記録も申請可能なのだと思われます。
なお、ポルシェの公開した画像を見ると、厳しい目で見つめるギネス記録の認定員が写っており、公正な認定が行われたであろうこともわかりますね。

なお、ポルシェはニュルブルクリンクのタイムに関わらずこういった「記録」が大好きで、過去にはカイエンを使用し、「ジャンボジェット機を引っ張った」という記録を樹立したことも。
そのほかにはこんな記録も
なお、各社とも様々な記録に挑戦しており、マツダはかつて「12時間でどれだけヘアピンカーブを曲がることができるか」という記録を更新済み。
ジャガー・ランドローバーもかなり変わった記録に挑むことで知られ、トレーラーを牽引したり、階段を駆け上ったり、ギャップを超えたり、ループを回ったりといろいろな記録に挑んでいますね。
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参照:Porsche