| 見たところクオリティはかなり高そう。「走るアート」を目指しているようだ |
さて、どんどん出てくる新興スーパーカー/ハイパーカーですが、今回は「ナラン・オートモーティブ(Naran Automotive)」より”ハイパークーペ(これが車名)”が登場。
これはレース由来とされる5リッターV8エンジンを珍しく”フロントミッド”に搭載した2+2レイアウトを持つクルマで、出力は1034HP(1048PS)、0-100km/h加速はなんと2.3秒だとアナウンスされています。
生産されるのはわずか49台
なお、このナラン・ハイパークーペの限定台数は49台に絞られており、しかしいずれの個体も顧客の要望に応じてカスタムされる模様。
デザインを担当するのはジョウィン・ウォン氏だと報じられており、同氏はアポロ・インテンサ・エモツィオーネ(IE)、そしてデトマソP72のデザインを担当したウィン・デザイン(Wyn Design)の創立者とのこと。
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ナラン・ハイパークーペはこういったデザインを持っている
このナラン・ハイパークーペのデザインを見てみると、ノーズはピニンファリーナ・バッティスタやフェラーリSF90ストラダーレのような雰囲気を持っており、その下にはダクトが大きく口を開けています。
ボンネット上にはフロントエンジンらしくやはりダクト(アストンマーティン風)が設けられ、サイドからリアにかけては流れるようなラインを持つことがわかり、このあたりはアポロIEにいよく似ている部分かもしれませんね。
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「目的は次世代にインスピレーションを与えること」
そしてナラン・オートモーティブ設立者、アメア・ナラン氏が語るには、「我々の目的はもっともスリリングで、もっとも美しいクルマを作ることだ。そして未来の世代にインスピレーションを与え、彼らの夢を後押しすることに他ならない」。
そのためにナラン・オートモーティブは「究極の、そしてライバル不在のドライビング・エクスペリエンス」を目指したといい、それが「フロントミドシップ」という結論を生み出したのだとも思われます。
加えてナラン・オートモーティブは自社のクルマを「アート」だと表現し、その再現のためには革新的な素材や構造を惜しみなく投入。
パーツの製造は各界のリーダーとのタッグによって行われ、エンジンはドイツのレーシングダイナミクスによって開発され、ホイールはカーボンはじめ複合素材を使用した22インチサイズを採用している、と発表されています。
ヘッドライトはいわゆる「ジュエル」、テールランプは「スターダスト」と呼ばれる、高級車顔負けのフィニッシュを持っているようにも。
もちろん走りにも抜かりはなく、駆動方式は4WDそしてダウンフォースは最大で1,377kg(一般的なレーシングカーよりも大きい)。
サスペンションにはレーススペックのダブルウィッシュボーン、前後アンチロールバーは調整式、ダンパーはオーリンズ製の四段階調整式を採用し、ステアリングラックもレースグレード、そしてブレーキにはカーボンセラミックを採用しているようですね。
今回インテリアの画像はなく、しかしリリースされた内容によると、アストンマーティンにて(リブートされる予定だったラゴンダブランドにて)内装デザインを手掛けていたケイト・モンゴメリー氏が担当すると報じたられています。
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