| ポルシェ・タイカンのパフォーマンスはEVでは圧倒的、そしてガソリン車含めても非常に高いレベルにあるようだ |
さて、米国ロードアトランタではポルシェ・パナメーラ・ターボSに次ぐタイムを記録して「EV最速」「4ドアサルーン歴代二位」「総合7位」という記録を叩き出したタイカン・ターボS。
今回はホッケンハイムGPコースにて1分54秒10というタイムを記録し、当然ながらEV最速、そしてサルーンとしては歴代5位のタイムを記録しています。
タイカン・ターボSよりも速いサルーンは?
なお、タイカン・ターボSよりも速くホッケンハイムGPコースを走るサルーンは「メルセデスAMG GT 63S(1分52秒30)」、「ポルシェ・パナメーラ・ターボS(1分52秒50)、「ジャガーXE SV プロジェクト8(1分53秒90)」「BMW M5 CS(1分53秒60)」。
ちなみにタイカン・ターボSのタイムにつき、スポーツカーまでを含めた「市販車総合」だと42位あたり。
ただし上位はおなじみスーパーカーで占められているので、42位といってもかなりいいポジションです。
ちなみに、同じくらいのタイムで走っているのは「BMW M8コンペティション(1分53秒10)、「アウディR8 V10パフォーマンス(1分53秒30)」「シボレー・コルベット・グランスポーツ(1分54秒10)」といった面々なので、いかにタイカン・ターボSのタイムが優れているかがわかりますね。
まだまだタイカン・ターボSのタイムは速くなりそう
タイカン・ターボSは前後にエレクトリックモーターを搭載する4WDで、その出力は625PS(ローンチコントロール使用時は761PSPにまで向上)。
ただし全長は4,963ミリ、全幅1,966ミリ、全高1,378ミリ、車両重量2,870kgという大きく重いクルマです。
ただし、エレクトリックモーターの特性でもある「瞬時にピークトルクを発生させる」という性質によってこのタイムを実現しているのだと思われます。
なお、エレクトリックモーターはガソリンエンジンとは全く異なる性質を持っていて、現時点ではポルシェ含むいずれの自動車メーカーも(ガソリンエンジン的な固定概念に囚われて)まだまだそのポテンシャルを十分に発揮させることができていない可能性も。※EVではパッケージング含め、これまでの自動車における常識をひっくり返すことも可能
よって、このパナメーラ・ターボSについても、たとえメカニズム的な変更はなくとも、「プログラムの変更だけで」もっと速くなることがあるかもしれませんね(テクニカルコースだとその効果が顕著かもしれない)。
ポルシェ・パナメーラ・ターボSがホッケンハイムGPコースを走る動画はこちら
ポルシェ・タイカン・ターボSの加速は911GT3RS/911GT3 Cupよりも速かった
そしてポルシェは公式にて、911GT3 RS、そして911GT3 Cup(レーシングカー)とタイカン・ターボSとを競わせた動画を公開。
サーキット走行、ドラッグレースとの2本勝負ですが、サーキット走行ではそれらに近い速さを見せ、ドラッグレースではタイカンが勝利するという結果に終わっています。