| ここまで暗く、凄みのあるジンガー製ポルシェ911は珍しい |
さて、ここ最近ハイペースにてその車両をリリースしているジンガー・ビークル・デザイン。
空冷911のレストモッド火付け役とも言える存在ですが、ロサンゼルスに拠点を置き、ハンドメイドにて車両をリリースし続けています。
その仕上がりはまさに「芸術」といえるレベルに達しており、あまりのこだわりのために「納車待ちは14年くらい(計算上)」と言われるほど。
ごくまれにオークションにその車両が登場するものの、「億」という価格を記録することも珍しくなく、その人気のほどが伺えますね。
今回は、最近公開された車両のうち、「Gsteig Commision」を紹介したいと思います。
ジンガー・ビークル・デザイン「Gsteg Commission」はこんなクルマ
こちらはGsteig(ジースティーグ?)コミッション。
ボディパネルはカーボンファイバー、ボディカラーは「ブラック・ブルー(パール入り)」。
ミラーは砲弾型、給油口はフロントフード中央に移設されるというおなじみの仕様です。
サイドストライプは「ゴースト」仕上げ。
リアタイヤがはみださんばかりに外側へと出されています。
リアの「PORSCHE」文字もゴースト仕上げです。
テールランプベゼル、エンジンフードのルーバー、「Singer」バッジはマット仕上げのチタンカラー。
エキゾーストシステムはマットグレー、そしてテールパイプの出口にはポリッシュがかけられているようですね。
エンジンは4リッター空冷フラットシックス、駆動輪は後輪のみ、トランスミッションは6速マニュアル。
ホイールは「フックス」風デザイン、カラーはブラックとダークグレー。
ブレーキキャリパーはブラック・ブルー、そしてブレーキディスクはカーボンセラミックのようにも見えますね。
インテリアにもオーナーの拘りが反映
そしてこのGsteigコミッションの外装同様、内装にもオーナーの拘りが表現されており、やはり外装同様に「ダークな」色調が採用。
ベースはブラック、シートは4ウェイ電動調整式を採用しています。
シートバックはボディカラー同様のブラック・ブルー。
ステアリングホイールのスポーク、ペダル類もブラック仕上げというこだわりようです。
座面、背もたれの編み込みレザーにはスウェードを使用。
アイレットには「ブラス(真鍮)」が採用されています。
リアにはロールバー(レザー巻き!)、そして小さいながらもリアシート。
シートサラウンドについては他のジンガー製911とは異なり「レザー張り」となっていますね。
なお、前席シートのステッチはブラック、しかし後部座席周辺にはホワイトのステッチが用いられているようです。
マニュアル・トランスミッションについては、シフトチェンジの際のフィーリング、シフトレバーを操作するときの「重さ」にまでこがだわった、とのこと。
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