【動画】新型ポルシェ911ターボがホッケンハイムを走る！先代ターボSよりも速く、「限定ではない」クルマとしては歴代5位にランクイン

｜　どうやらポルシェはとんでもなく速いクルマを作り上げたようだ　｜

さて、SportAutoが992世代のポルシェ911ターボをホッケンハイムGPコースにて走行させ、1分49秒3という好タイムを記録。

このタイムはマクラーレン620Rの1分49秒4、991世代の911ターボS（1分50秒00）よりも速い数字であり、改めて992世代の911の持つポテンシャルには驚かされます。

新型ポルシェ911ターボはGTカーの快適性とピュアスポーツのハンドリングとを兼ね備えたクルマに

なお、ポルシェ911には「ターボ」「GT3」という二大巨頭が存在しますが、ぼくとしては「911ターボは、テクノロジーを”プラス”して速く走ることを追求したクルマ」、「911GT3はサーキット走行に不要なものを”マイナス”することで速さを追求したクルマ」だと捉えています。

よってパフォーマンスは近いものとなったとしても、その意味合いは「似て非なるもの」だとも考えているわけですね。

ポルシェは992世代へのモデルチェンジに際し、先代と比べて911ターボだと「40馬力」、911ターボSだと「70馬力」のパワーアップを実現させていますが、これは「容易に体感できるレベル」だとも。

20馬力や30馬力だと出力向上を体感しにくく、しかし40～70馬力も向上すればそのパワーアップ幅を実感できると語っています。

新型ポルシェ911ターボは単にパワーアップしただけのクルマではない

そしてポルシェは今回の（911ターボの）モデルチェンジに際し、パワーアップだけではなく、あらゆる方面において進化をもたらしたといい、かのワルター・ロールも「991世代の911ターボは完璧で、それ以上のクルマなど作り得ないと考えていたが、ポルシェのエンジニアたちは実際に992世代へのモデルチェンジにて、新型911ターボを別次元へと押し上げてきた」と語ったほど。

加えてポルシェは911ターボSにはじめて「軽量オプション」を設定し、911ターボには「ターボSに近くなる」パッケージオプションも設定。

とくにこの「軽量」オプションの意味は大きく、これまで快適性を追求してきた911ターボから「引き算」を行うということにもなります。

今回ポルシェ911ターボが記録したタイムはどの程度なのか？

そして上でもチラリと触れましたが、今回のポルシェ911ターボのタイムについて。

SportAutoのテストした車両のタイム（改造車除く）を並べてみると下記の通りとなっていて、つまりは「相当に速い」ということがわかりますね。※ランキングのほとんどの顔ぶれは限定車であり、しかしポルシェ911ターボ/911ターボSは限定車ではない

ポルシェ911ターボ（992）がホッケンハイムGPコースを走る動画はこちら

参照：sport auto