| 加えてフルカーペット張り「コンフォート」仕様の人気が高い模様 |
シンガーの手掛けるポルシェは人気が高すぎて納車「15年待ち」とも言われるが
さて、このところ立て続けに新作を公開し続けるシンガー・ヴィークル・デザイン。
今回は「ジャージー・コミッション」と命名された4リッター・フラットシックス搭載、右ハンドルの911レストモッドを紹介しています。
ボディカラーはいわゆるニュアンスカラーの「ストーングレー」、そしてインテリアカラーはコニャックという渋いカラーリングを持っているようですね。
ボディワークはカーボンファイバー製
このシンガー・ポルシェ911「ジャージーコミッション」のボディパネルはこれまでの車輌と同じくカーボンファイバー製。
もちろん前後フェンダーは「ワイド化」されています。
サイドストライプはゴースト仕様、「PORSCHE」文字はシンガー・レーシング・オレンジ。
ヘッドライトベゼル、ウインカーレンズのフレームやフューエルフィラーキャップ、ドアミラーなどの金属パーツはチタン調。
リアのPORSCHE文字もシンガー・レーシング・オレンジ。
なお、シンガーのカスタムするクルマのいずれもウインドウにフィルムを貼っておらず、その理由は不明です(シンガー・ヴィークル・デザインがこれを拒否するのかもしれない)。
ホイールはフックスデザイン、そしてチタンカラーとマットブラックにて塗り分けられています(ディスク面が全部ブラックの個体、そしてこのジャージー・コミッションのように塗り分けられている個体とがあるようだ)。
ホイールナットはオープン、ブレーキキャリパーはシンガーレーシングレッドにホワイトのレタリング入りという仕様。
リアフェンダー上の突起物はオイルフィラーキャップです。
リアフード上のルーバーもチタン調、そしてさりげない「4.0」バッジ、さらにフード上には「Singer」のネームも。
エンジンフードのヒンジもチタン調、そして軽量化のためか肉抜きが施されています。
搭載されるエンジンは4リッター・フラットシックス。
シンガーでは3.8リッター版も選択できますが、今のところこの4リッター版が「最強」バージョンのようですね。
エンジンルーム内はダイヤモンドステッチに入るコニャックレザーで覆われ、ここは芸術性を重んじるシンガーならでは。
シンガー・ヴィークル・デザイン「ポルシェ911ジャージー・コミッション」のインテリアはこうなっている
そしてこちらはシンガー・ポルシェ911ジャージー・コミッションのインテリア。
このオーナーは「走り志向」だと見え、コンフォートシートではなくフルバケットシートが装着されています。
シートのシェルはカーボンファイバー製(ただしピアノブラックにペイントされている)、そして座面にはおなじみ編み込みレザーそして通気性を確保するためのグロメットが装着済み。
メーターリング、ステアリングホイール、ペダルなどはブラック仕上げ。
フロアパネル、シル、トランスミッショントンネル、リアコンパートメントの表面はカーペットで覆われます。
トランスミッションは6速マニュアル、駆動輪は後輪のみ(シンガーでは4輪駆動も選べる)。
リアシートは可倒式ですが、シンガーの中では「フルサイズ」を誇り、フロントシートのスパルタンさとは逆に快適性が追求されている模様。
ロールケージにもレザーが巻かれ、クロスステッチが入ります。
ダッシュボードにも編み込みレザー、ステアリングホイールにはブラックレザーとホワイトステッチ。
そしてタコメーターのみにレーシングオレンジ文字盤が採用され、レターは「クリーム」。
おなじみシンガー・ヴィークル・デザインのクラシカルでエレガントなニッケル製バッジ。
シフトノブは樹脂製のように見えますが、これも様々な仕様を選択できるようですね。
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