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ポルシェが新型コンセプトカー「ミッションR」発表!eスポーツと現実世界を融合させたレーシングモデル、しかし「次期ケイマン/ボクスター」を具体的に示唆するディティールも

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ポルシェが新型コンセプトカー「ミッションR」発表!eスポーツと現実世界を融合させたレーシングモデル、しかし「次期ケイマン/ボクスター」を具体的に示唆するディティールも

| ポルシェは次期ケイマン/ボクスターをハードなスポーツモデルとしてリリース? |

ポルシェにしては珍しく「ヘルメットルーフ」を採用

さて、今回のミュンヘン・モーターショー(IAA)にて、ぼくがもっとも楽しみにしていた「ポルシェのコンセプトカー」がついに発表。

これは「ミッションR」と命名されたもので、「次世代のロードカーを示唆」そして「レーシングカーの電動化の未来」を示すものです。

もちろんピュアエレクトリックカーであり、ツインモーターを搭載した4WDレイアウトを持っていますが、ポルシェいわく「世界各地で開催しているワンメイクシリーズに参戦中のカスタマーレーシングチームのために設計された」とのこと。

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ポルシェ・ミッションRはこんなクルマ

そこでこのミッションRを見てみたいと思いますが、このクルマは「単なるレーシングカーではない」ということが重要です。

ポルシェのデザイン部門を率いるミヒャエル・マウアー氏によると「私たちのカスタマー・スポーツカーは、常に市販のスポーツカーをベースにしています。ミッションRの場合は、将来の市販モデルを示唆するような兆候が満載されているということです」とコメント。

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ポルシェは次期718ケイマン/ボクスターをフル電動化する可能性が高いといいますが、今回のミッションRについては次世代の718シリーズを示唆している可能性が大。

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その理由の一つはこの「ヘッドライト」で、ライト下部にオレンジのユニットがチラリと見えますが、これは「初代986ボクスター」のヘッドライトへのオマージュだと思われます。

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ちなみに初代ボクスターのヘッドライトはこんな感じで下のほうが「オレンジ」になっていて、当時「ポーチドエッグ(卵の白身と黄身のように見える)」と呼ばれたデザイン。

今回の「ミッションR」においてもそのデザインを現代風に解釈したディティールが用いられており、なんらかの関係性を疑わずにはいられない、というわけですね。

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ボディ形状(シルエット)はレーシングカーとして設計されたというよりは、「スポーツクーペをレーシングカーに転用したもの」のように見えますね。

この点においても、やはりこのミッションRは次世代ケイマン/ボクスターをイメージしているのかも。

そしてAピラーをブラックアウトした「ヘルメットルーフ」を持ち、これが次世代ポルシェ(スポーツモデル)に採用される可能性が非常に高そうですね。

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ポルシェ・ミッションRはこんなパワートレーンを持っている

ポルシェの発表によると、パワーユニットの核は429psを発生する ”出力低下を防ぐためのオイルクーリング機能を備えた” フロントモーターと626psのリアモーター。

予選では1,073ps(1,088PS)、レースでは626psを発揮するというので、予選では4WD、決勝ではRWDで走るということになりそうです。

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これはおそらく「バッテリーの消耗を抑えて、できるだけ長く決勝を走る」ための選択だと思われますが、結果的にドライバーは異なる特性にて「予選と決勝」を走る可能性が出てくるため、けっこう面白い展開になるのかもしれません。

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0-60マイル加速は2.5秒、ストレートでの最高速は時速300キロを超えるといいますが、バッテリーは「レースで走ることを前提」とし、こちらもモーター同様にオイルクーリング機能を備え、30分のレースを走り切ることができ、900ボルト技術により15分で5~80%までの充電が可能に(EV時代のモータースポーツは、バッテリーマネジメントが重要な戦略の一つになりそうだ。途中で電欠しリタイヤするチームもあるかもしれない)。

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ポルシェ・ミッションRはこんなディティールを持っている

そしてこのポルシェ・ミッションRはポルシェの過去モデルへのオマージュそして未来を示すディティールが盛りだくさん。

たとえばフロントフードのオープナーは水冷世代の911、そしてこれまでのケイマン/ボクスターを連想させるもの。

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テールランプは一見すると「バー」のように見えますが、実は細かいブロックが並んでいます。

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リアには巨大なウイング、そしてルーフは2つのY字状を持つハーフスケルトン。

このルーフはカーボンファイバーにて成形され、車体(モノコック)構造の一部として機能するのだそう。

ちなみに外板は「リサイクル可能な天然繊維を織り込んだプラスチック」とのことで、すでに(ケイマンGT4クラブスポーツで)実用化している「亜麻」を使用した素材なのかもしれません。

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ウイングにはアクチュエーターのようなものが装着されており、おそらくは「アクティブエアロ」を備えるのだと思われます。

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ポルシェ・ミッションRのインテリアはこうなっている

そしてこちらはポルシェ・ミッションRのインテリア。

こちらも外観同様「レーシングカー」然としています。

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なお、このミッションRはeスポーツと現実のレースを融合させたもので、中央のカーボン・モンセルが独立したユニットとして設計されているため、ドライバーは(物理的に)競技車の環境を正確に再現したシミュレーターの中でレーシングラインを練習することができる、とのこと(今回リリースされたプロモーション動画においても、eスポーツを連想させる映像となっている)。

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緩衝材?のようなものも取り付けられ、カラーはイエロー。

「機能する」パーツにはイエローが使用されているのかもしれません(牽引フックやセンターロック ホイールナットもイエロー)。

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サイドシルはかなり高く、「PORSCHE」文字がLEDにて発光。

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ドアオープンはこれまでの「引く」ではなく「押す」にて行う模様。

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消化器ボタン。

安全や緊急にかかわる操作系は従来どおり「レッド」にて示されているようですね。

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ステアリングホイールにはメーターが内蔵され、その奥にも液晶ディスプレイが装備されます。

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上述の通り、このミッションRは、次期ケイマン/ボクスターを示唆するクルマだと考えて良さそうですが、流れとしては「レーシングバージョンを先に発表し、その後にロードゴーイングバージョンを追加」するということに。

これは今までのケイマン/ボクスターにはなかった流れであり、(718以前)ポルシェは「ケイマン、ボクスターはプロムナードカー」だと表現していたことを鑑みるに、大きな方向転換だと考えていいのかもしれません。

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ポルシェ・ミッションRのプロモーション動画はこちら

参照:Porsche

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