【動画】速い！速すぎる！新型ポルシェ911「ハイブリッド」試作車がニュルを走行。あわやクラッシュというところまで限界を追求

｜　911ターボSにハイブリッドを積んでテストしているところを見るに、やはり911ハイブリッドは「911のトップレンジ」か　｜

ポルシェだけに、あっと驚くハイブリッドシステムを積むことは間違いない

さて、このところチョコチョコとニュルブルクリンクにて目撃される新型ポルシェ911「ハイブリッド」。

走行しているプロトタイプは911ターボSの外観を持ち、しかしリアウインドウの左上にイエローの高電圧ステッカーがあるところから「ハイブリッド」であることがわかりますが、おそらくはリアシート位置にバッテリーを搭載しているものと思われ、リアウインドウ、リアサイドウインドウがブラックアウトされているもよう。

その速度はとんでもなく速かった

そして今回走行する911ハイブリッドのプロトタイプは文字通り「限界」まで攻めており、動画からでも「そうとうに速い」ということがわかります。

実際のところ、果敢に縁石に乗り上げたり・・・。

コーナーの脱出時にアンダーステアに見舞われて姿勢を修正し、芝生に乗り上げたり（よくクラッシュしなかったな・・・）。

こういった動きを見るに、そうとうなスキルを持つドライバーが限界までプッシュしているのだろうということもわかり、911ハイブリッドは「すでにその段階まで開発が進んでいる」と考えて良さそうですね。

現在、911ハイブリッドはどんなシステムを積むのかわかっていない

なお、現時点では911ハイブリッドがどういったエレクトリックシステムを積むのかは全くの謎。

ただ、わかっているのは「カイエンやパナメーラに積まれる、燃費重視型のプラグインハイブリッド」とは全く異なるということで、おそらくはモータースポーツ直結型のハイブリッド。

しかしながらそれがル・マン24時間レースの覇者である919ハイブリッド直系なのか、はたまたポルシェが2023年から参戦するWECやIMSAで使用するLMDh規定のレーシングカーに採用されるものなのか、もしくは新しく開発するものなのかは現時点では明かされず。

そしてポルシェはちょっと前に新型バッテリーの製造についても触れているものの、こちらが使用されるのかどうかもわからない状態です。

もちろん、お金に糸目をつけずに走行性能だけを追求すれば「より優れたハイブリッドシステム」ができるのは間違いなく、しかしポルシェは今後、911シリーズに広くハイブリッドシステムを搭載するものと思われ、となると「そこまで高価なシステムを開発することは難しい」のでは、とも考えているわけですね（911シリーズの中で、パフォーマンス追求型、燃費追求型といった感じでハイブリッドを使い分け、フラッグシップにだけ別設計の高性能ハイブリッドを搭載することは想像しにくい）。

さらに、ポルシェが「（フェラーリがV6を導入したように）フラットシックスをダウンサイズして」ハイブリッドシステムを組み合わせるのかどうかにも注目が集まるところで、しかし現在（911ターボSに）採用している3.8リッター・ツインターボエンジンを継続採用するのであれば、一気に800馬力まで出力を向上させてくる可能性も。

今のところ、ウワサでは400ボルトシステムを搭載し、エレクトリックモードのみでの走行も可能だと言われており、モーターそのものはかなりパワフルだと認識して良さそうです。

新型ポルシェ911「ハイブリッド」が果敢にニュルブルクリンクを攻める動画はこちら

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参照：CarSpyMedia