ポルシェが「911サファリ」をドバイでテスト！さすがに砂漠での走行には無理があったのか、「障害物に乗り上げたカメ」状態に

｜　このあと、どうやってポルシェ911サファリが砂漠を脱出したのかはわからない　｜

加えて、現段階でこのスパイフォトの真偽も明らかではない

さて、ニュルブルクリンク他でも目撃されている新型ポルシェ911「サファリ」。

これは車高を上げた911で、かつてサファリラリーへと出場した911へのオマージュだとされていますが、実際にはロシアや中国など「あまり舗装状態が良くない」路面の多い地域での拡販を狙ったモデルだと言われています。

911サファリのウワサはずいぶん以前から出ていたが

このポルシェ911サファリについては、2008年頃からウワサが出ており、実際にポルシェは2012年に「911ヴィジョン・サファリ」なるコンセプトカーを製作したことも。

その後何度か「モーターショーにコンセプトモデルが出展され、まもなく市販化される」というウワサが流れるものの現在に至るまで発売に至っていない、という状況です。

ただ、昨年あたりから様々なプロトタイプが目撃されるようになり、一気に市販化へと向け動いているように感じられるのがいま現在といったところですが、今回はドバイにてテストを行う911サファリの画像がインスタグラム上へと登場しています。

この画像を見るに、これまでに目撃された911サファリのプロトタイプと共通する部分も多く、「本物」だと考えても良さそうですが、砂に埋まってしまって走行ができなくなり、しかも「障害物に乗り上げたカメ」状態になってサスペンションが伸び切っているようにも見えますね。

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もちろん、この911サファリは「車高が上げられている」といえどもオフロード走行を主眼に置いたクルマではなく、「一般的に想定しうる、様々な環境において使いやすい」911になると思われるので、砂漠での走破性を求めるのはちょっと「酷」だったのかもしれません（それでも、ポルシェとしては注文の多くが中東からだと想定しており、テストを行わないわけにはゆかなかったのかも）。

現在のところ、この911サファリのスペックや価格については一切わからず、しかし4WDを採用することはまず間違いないと考えられ、一説だと「911カレラ4Sをベースにする」とも言われているもよう。

加えてその価格は「かなり高価になる」、さらには「限定モデルになる」という話もあり、しかしこれらについてはなんらかの公式情報が出てくるまではナントモ判断できないところです。

ちなみにこちらは、ポルシェ911GT2RSを「デザート仕様に」改造して砂漠を走る現地のオーナー。

これを見ると「意外と（911でも）砂漠を走れるんだな・・・」と驚かされます（しかも911GT2RSは後輪駆動）。

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911で砂漠を目指すのはポルシェだけではない

なお、911をサファリ仕様へとコンバートしようとしているのは本家ポルシェのみではなく、これまでには様々な個人やショップが挑戦しているほか、ポルシェのチューンで名高いゲンバラ創業者の息子、マーク・フィリップ・ゲンバラも992世代の911ターボSをベースにしたコンプリートカー「マーシャン」を発表。

こちらはRUF製のエンジン、そして959風の外観が与えられ、40台のみが限定販売だとアナウンスされています（ベースとなる911ターボSを自分で用意しなくてはならない）。

当のルーフもまた、911をサファリルックへとコンバートしたコンセプトカーを公開していますね。

そしてシンガー・ビークル・デザインも911をオフローダー風にレストモッド。

ただし、こちらはポルシェからクレームがつき、「ポルシェの文字を外すように」という通告を受けたようです。

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参照：eng_aalhammadi