ポルシェ911の限定モデル「スポーツクラシック」怪情報！「992台の限定だが、すでに完売」「価格は3800万円くらい」「911ターボがベース、RR、MTのみで550馬力」

｜　ガソリンエンジンの終焉を迎えるに当たり、ポルシェは911スポーツクラシック、911ST、911カレラRS 2.7の現代版を投入する意向を持っているとも　｜

現時点では実現するかどうかはわからないが、いずれも「簡単に購入できるモデル」ではないだろう

さて、ポルシェが現行世代の（992型）911に「スポーツクラシック」「ナナサンカレラのオマージュモデル」「911STの現代版」を追加すると報じられていますが、今回は「ポルシェ関係者」を名乗る人物が「911スポーツクラシックは2022年7月までに発表される可能性が高い」「価格は約3800万円に設定され、限定台数の992台はすでに完売」と語っているもよう。

あわせて、この911スポーツクラシックについて、ベースとなるのは911ターボ、エンジンは3.8リッター・フラットシックス（ツインターボ）、最高出力は550馬力、トランスミッションはマニュアルオンリー、駆動輪は後輪だという情報も提供されています。

ポルシェ911スポーツクラシックとは？

この911「スポーツクラシック」についてですが、”初代”は997世代の911に設定されたもので、2010年に250台のみが生産されており、特別なペイントとインテリア、固有のダックテール・スポイラー、そして若干のパワーアップが施されています。

昨年末に目撃された「新型911スポーツクラシック」のプロろタイプと思われる個体については、フックスホイールを現代風に解釈したホイールが装着されていましたが、全体的には997世代の911スポーツクラシック同様、シンプルでレトロなクルマとなる可能性が大。

今回インテリアに関する情報はもたらされなかったものの、やはり911の伝統を感じさせる仕様が与えられることになるものと思われ、千鳥格子柄のシートやブラウンレザーなどが与えられるかもしれません。

加えて、911スピードスターと同じく、よりレトロな雰囲気を強調する「ヘリテージパッケージ」も用意されるんじゃないかと考えています。

ポルシェはまだまだ「レトロ仕様の」911を発売？

そしてポルシェはさらにレトロ志向の911を発売すると言われ、そのひとつが「ナナサンカレラ」風の911。

これはもちろん1973年に製造された、「もっとも価値の高いポルシェ」のひとつ、911カレラRS 2.7の現代版。

やはり昨年末に目撃されたスパイフォトを見る限り、かなりナナサンカレラの特徴を忠実に再現していて、相当な話題を呼ぶんじゃないかと言われています。

なお、ベースは911カレラGTSもしくはGT3ツーリングだと言われていますが、ぼくとしては、ナナサンカレラの性格を考えた場合、やはり911GT3ツーリングをベースにしてほしい、と思います。

そしても一台、投入がウワサされているのが「911ST」。

こちらはあまり耳慣れない名称ですが、1965 年のモンテカルロ・ラリー向けに開発され、911をベースに前後フェンダーを拡大してワイドなタイヤを装着していたレーシングカー（ラリー用だけではなく、サーキット用モデルなど様々なバリエーションが存在し、RSモデルの原点とも言える存在）。

ナナサンカレラ登場以前のクルマということになり、ダックテールリヤスポイラーはなく（これはナナサンカレラではじめて採用されたと言われる）、通常の911と同じくなだらかなエンジンフード形状を持っています。

今回発売される「復刻モデル」については元祖911STと同じくサーキット走行専用モデルになるといい、ポルシェのモータースポーツ部門が販売する、とも言われています。

なお、いずれの3モデルとも、現時点ではウワサの域を出ておらず、しかしここ最近急速に過去のヘリテージを重視しているポルシェだけに、そしてガソリンエンジンが最後を迎えつつある状況だけに、「ありうる」限定モデルかもしれませんね。

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参照：The Supercar Blog, Porsche