【動画】新潟のポルシェセンターにて試乗中のタイカンがショールームに突っ込む事故！やはりEVの加速は強烈、今後同様の例も多発しそう

｜ EVの普及に伴い、今後ガソリン車では考えられないような事故案件が増えてくるのかもしれない ｜

EVは瞬間的に最大トルクが立ち上がるためにガソリン車に比較して加速が優れる

さて、新潟のポルシェセンターにて、試乗中のポルシェ・タイカンショールームに突入したとして話題に。

「タイカンがショールームを突き破る」というとロシアのユーチューバーが公開した過激な動画を思い出しますが、今回は純粋に「事故」のようで、リツィートを見るに、70代の方が試乗しようとして「こうなってしまった」ようですね。

いったいなぜここまでの勢いでショールームに突入したのかはわかりませんが、最も考えうるのは「アクセルとブレーキとの踏み間違い」なのかもしれません。

幸いにしてけが人はなし？

今回の事故の関し、リツィート等を見るに大きな怪我人は報じられていないようで、そこは「何より」。

ただ、画像を見るとショーウインドウのガラスは文字通り粉々になっていて、事故の際の衝撃の凄まじさを物語ります（車体からも液体がすごい勢いで飛び出ている）。

事故当時、動画を撮影した含む数人がショールーム内にいたんじゃないかと思われますが、ツイートのキャプションにある通り「柱」がなければ被害はこれどころでは済まなかったのかも。

なお、タイカンはポルシェの誇るピュアエレクトリックカーで、最大出力は326馬力（オーバーブースト時は408馬力）、そして最大トルクは345Nmというスペックを誇ります。

数字だけを見ると「そこまで」のものはありませんが、エレクトリックモーターはガソリンエンジンと異なり、アクセルを踏んだ瞬間から回転数に関係なく最大トルクを発生することができるので、とにかく加速に優れるという特徴を持っているわけですね。

EVは「ランニングコストが安い」とは言われるが

そのため、（ピュアエレクトリックカーではありませんが、PHEVの）ポルシェ918スパイダーだと、その加速の凄まじさに「出だしのコントロールがドライバーの技量不足によって不可能」となるケースが報じられていますし、ぼくが以前に乗っていたBMW i3（ピュアエレクトリックカー）では0−100km/h加速が（その外観からは信じられないことに）トヨタ86よりも速いという公称値を持っています。

つまり、とにかくEVはその「出だし」が鋭く、急加速においてはガソリン車の比ではないため、タイカンにわらずこういった事故や、「バックで駐車する」習慣のある日本においては、後退中の事故が（EVの普及とともに）増加してゆくのかもしれません。

もちろん自動車メーカー側も安全対策を講じるはずではありますが、EVは”高価なバッテリーを積み、密閉せねばならない”という性質から修理費用が極端に高く（一部EVでは、保険の料率クラスから判断してスーパーカーと同じか、それ以上のお金がかかるのかも）、こういった事故が相次ぐとEVの保険料が高騰する可能性もありそうです。

EVはランニングコストが安いとは言われるものの、事故の際の修復コストも（その加速同様に）ガソリン車の比ではなく、かつ売るときには（テスラ以外）とんでもなく安くなるので、買ってから売るまでのことを考慮すると、その収支はガソリン車に比較して安いとは言えないかもしれません。

ポルシェ・タイカン試乗中の事故後の動画はこちら

今、ガチで死にかけました。店内で待ってたら突っ込んできた。柱が無ければ死んでたかも。 pic.twitter.com/NBCDa7tHZg

— EA郎 @FX･株･先物･MT4･EA (@earofx) May 20, 2022

なお、ポルシェセンター側の破損は早速修復されていたようで、こちらも大事に至らなかったようですね。

さっそく窓ガラス修理されてました
さすがポルシェ https://t.co/QxqHsMqMO4 pic.twitter.com/3G6ZUH3gmZ

— えちごトレイン (@ehigo_train) May 20, 2022

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参照：@earofx, @ehigo_train(Twitter)