ポルシェもキャンプに参入！911ほか各モデルに装着できるルーフテント（71万円）、そしてキャンプグッズを発売予定

｜　ちょっと前に開催した「ポルシェで行くグランピング」の反響が良かったのかもしれない　｜

アメリカやカナダ、オーストラリアでは意外に需要がありそうだ

さて、ポルシェはそのオプションプログラムとして「テクイップメント」を持ちますが、こちらは「後付け」「購入後」に選択できるオプションといった位置づけです（これに対し、エクスクルーシブ・マヌファクトゥーアは基本的に新車注文時の適用となる）。

そして今までにもこのテクイップメントからは個人情報ダダ漏れとなりそうな「指紋を車体表面にプリントする」というオプションが登場しており、そして今回はなんと911に取り付けることができるルーフテントが発売されることに。

まさか911にも対応するとは

なお、このテントは911のほか、マカン、カイエン、パナメーラ、タイカンなどハードトップを持つポルシェ各モデルのルーフに（ルーフレールの有無にかかわらず）装着できるというもので、実際のところポルシェ各モデルは（オープンやタルガを除くほとんどのモデルにて）最初からこういったルーフ上のアクセサリーやキャリアを取り付けるためのアタッチメントが内蔵されており、それを使用して「簡単に」取り付けることが可能です。

ちなみにちょっと前には「サーキット走行か可能な」「サイドブレードをボディカラー同色に変更できる」ルーフボックスも発売されており、今回のルーフトップテントもこれに類するオプションということになりそうですね。

もちろんポルシェ純正なので、ポルシェがその強度や耐久性、車体に装着した際の安全性などを考慮して設計・開発・製造を行っており、これを装着できるモデルであれば「（装着したとしても）問題なくポルシェとしての性能を発揮できる」ということになりそう。

テントを展開していないときには「PORSCHE」ロゴが表示されるジェットパック風のハードケース状を維持し、一旦展開すればテントにもポルシェの文字（とストライプ）が見えるというポルシェらしい一品となっています。

ポルシェ純正オプション「ルーフテント」は簡単設営

このテントは大人二名が寝ることができるサイズを持ち、「オールシーズン」対応、そして一体型のポリフォームマットレスが付属しています。

テントの展開は非常に簡単だといい、ハードケースのロックつきラッチを外し、ハードケースを少し開くとそこからはガス式ダンパーによって自動的に展開。

その後はテントを組み立てて4本のポールで固定すれば出来上がり（アルミ製のラダーも付属しているようだ）。

カラーは「ブラック×ライトグレー」「ブラック×ダークグレー」の2色で、さらにはインナーテント、ヒートブランケット、シューズバッグオーガナイザーなどポルシェオリジナルのキャンプ用アクセサリーも近日中にカタログに追加される予定だといい、一気にキャンプグッズが拡充されることになりそうです。

なお、発売は11月を予定しており、欧州での販売価格は4,980ユーロ（日本円で715,000円）、そして911といえどGT3系には取り付けができない、とのこと（アタッチメントが車両側にないのだと思われる）。

参考までに、ポルシェは少し前に「ルーフテントを装備したタイカン・クロスツーリスモで行くグランピングツアー」を開催したことがあり（2泊3日で約35万円。この際に装着されたテントはサードパーティ製）、このツアーの反響が良く、それで自社による商品化を考えたのかもしれませんね。

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