| 初代カイエンが販売されたのは27万5000台、その多くが現役で路上を走っている |
今回、ポルシェは「オーナーが個別に行っている個性的なカスタム」を参考にしたようだ
さて、現代のポルシェを支えているといっても過言ではない存在、「カイエン」。
初代カイエンは2002年に登場していますが、この折には非常に多くの批判が巻き起こり、純粋主義者からは(ボクスター同様に)ポルシェとは認めない、という声が上がっていたのもまた事実。
しかしモデルチェンジを繰り返し、時を経るに従い、(これもボクスター同様に)ポルシェファミリーとして認知されるようになって現在に至るわけですね。
ポルシェ「初代カイエンの可能性は無限大」
そんなポルシェ・カイエンですが、今回ポルシェのクラシックカー担当部門「ポルシェクラシック」がそのアクセサリー(オプション)を発表してちょっとした話題に。
現在まだ開発中のアイテムもあり、すぐに発売とはゆかないまでも、「近日中に」デカールはじめホイールセット、ルーフラック、フロアマット、マッドフラップ、ラゲッジコンパートメントトレイを発売するといい、販売した27万5000台のうち多くがまだ路上を走っているとされるカイエンだけに「意外と大きな販売」を見込めるのかもしれません。
なお、デカールについては「ハント、アドベンチャー、ラリー」の3種類。
ホイールは「ラリーっぽい」マルチスポーク、そしてさらにハードなビードロック付きも。
そのほか数々のラインナップが用意されることになり、長く乗っている人、中古にて入手した人ともに、「気分を変えるにはもってこい」かもしれませんね。
ポルシェ クラシックのプロダクト&クオリティーマネージメントのマネージャー、エドゥアルド・ライヒェルト氏によると、「私たちは、ルーフテントや追加のライト、オールテレインタイヤなど、オーナーがすでに自分の車に施しているカスタムを見てきました。私たちは、お客様に非常にユニークな方法で愛車を個性的に、そしてスポーティーにカスタムする機会を提供したいと考えています」とのこと。
たしかに初代カイエンをカスタムする人は多い
なお、初代カイエンは中古市場にて「信じられないほど」安価に購入できるため、これを入手して思い思いのカスタムを施す例も多数。
そして今回のポルシェクラシックからの提案同様、オフローダーとしての性格を強調したり、ポルシェにおけるモータースポーツの歴史のひとつ「ラリー」を表現する例が多いように思われます。
こちらはポルシェが初代カイエンに設定した「トランスシベリア」風。
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