シンガー・ポルシェ911最新作「グラスゴー」公開！外装はブラッドレッド、内装はコーヒーという同系色のシンプル仕様

｜　シンガー・ヴィークル・デザインのレトロな手法とタルガボディはよく似合う　｜

この美しいポルシェ911レストモッドはもう注文することが叶わない

さて、シンガー・ヴィークル・デザインがポルシェ911のレストモッド最新作「グラスゴー・コミッション」を公開。

ベースには964世代の911を使用しており、しかしビークルダイナミクスと軽量性を追求した（英国生産の）DLSとは異なって、もともとシンガーが保有するカリフォルニアのファクトリーにて製作されたレトロなモデルです。※シンガー・ポルシェDLSのベースも964である

なお、このレトロ路線の911レストモッドはすでに受注を停止しており、あとは受注分を粛々と生産して”終了”になるものと思われますが、あと何台くらい受注残があるのかは不明です（一説では10年以上だとも言われる）。

シンガー・ヴィークル・デザイン製ポルシェ911「グラスゴー・コミッション」はこんなクルマ

そこでこのシンガー・ポルシェ911「グラスゴー・コミッション」を見てみたいと思いますが、右ハンドル、6速マニュアル、後輪駆動、そしてタルガボディというスペックです（シンガー・ヴィークル・デザインでは4WDパワートレインの使用も可能）。

ボディカラーはブラッドレッド、そしてタルガバー、ウインドウモール、ドアミラー、ドアハンドル、ホイールのディスクとリム、エンジンフード上のルーバー、リアフードの「PORSCHE」「Singer」文字、そしてバンパレットやテールランプベゼルはマット仕上げのチタンカラー。

ホイールナットはブラックのクローズド、ブレーキシステムはブレンボ製。

なお、ボディサイドやバンパーにはゴーストストライプにPORSCHE文字が”入らない”仕様です。

エンジンは4リッター自然吸気/空冷。

どんなに細かいパーツまでもが丁寧に仕上げられ、リヤバルクヘッドに上品なレザーが張られるのもシンガー・ヴィークル・デザインならでは。

シンガー・ヴィークル・デザイン製ポルシェ911「グラスゴー・コミッション」のインテリアはこうなっている

そしてこちらはシンガー・ポルシェ911「グラスゴー・コミッション」の内装。

メインカラーは「コーヒー」で、カーペットやマットもコーヒー、そしてステアリングホイールのスポーク、ペダルなどの金属パーツの一部にはブラックが使用されています。

メーターパネルはブラック、針はホワイト、インデックスはグリーンという落ち着いた仕様を持っていますね。

レカロ製レーシングシートのセンターには表革とスウェードとによる編み込み（ウーブン）レザーが用いられ、エア抜きのためのアウトレットが用いられています。

リアシートもフロント同様の仕様を持っており、ロールバーは「ナシ」、そしてサブウーファーが左側シート座面に取り付けられています。

サイドにもウーブンレザー、そしてフロアマットや内装内張りの一部にはホワイトステッチが用いられ、至るところがレザーで覆われる（911タルガだけあって）高級仕様です。

シフトノブはポルシェのレーシングカーが持つ伝統へ敬意を払った軽量ウッド製。

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参照：Singer Vehicle Design