| 「グリーンにオレンジ」という組み合わせは「ありそうでなかなかない」 |
いずれのシンガー製ポルシェ911も常に「新しい魅力」を再発見させてくれる
さて、もう「残り150台」を切ったシンガー・ヴィークル・デザインによるポルシェ911のレストモッド「レトロライン」。
同社は450台の「レトロライン」レストモッドの生産を450台に絞ると発表し、すでにその受注を締め切った状態ではありますが、つい先日「300台目のレストモッド」が出荷されたばかりです。
そして今回新しく公開されたのが「レディングコミッション」と命名された最新作で、このボディカラーは「カウアイグリーン」。
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アクセントカラーは「キャンプファイヤーオレンジ」
このカウアイグリーンに組み合わせられるのがゴーストストライプ、そしてキャンプファイヤーオレンジだと紹介されていますが、グリーンとオレンジというのはかなり奇抜な組み合わせだと思います。
ただ、この「PORSCHE」文字に使用されるキャンプファイヤーオレンジは前後ウインカーレンズの色ともマッチしており、これがなんともクラシカルなイメージを醸し出しているようにも。
なお、給油口はボンネットのセンター、そしてオイルフィラーキャップは右リアフェンダーへ移動させられるというシンガーらしい仕様を持ち、ヘッドライトやクリアランスランプ、テールランプベゼル、ウインドウモール、サイドミラー、ホイールなどにはシンガーらしい「マット仕様のニッケルカラー仕上げ」が用いられています。
搭載されるエンジンは4リッター・フラットシックス(もちろん自然吸気)で、インテークプレナムやファンはニッケルカラー仕上げ、そしてリアバルクヘッドにはキルティング仕上げのレザーが貼られます。
シンガー・ポルシェ911「レディング・コミッション」はこんなインテリアを持っている
そしてこちらがシンガー・ポルシェ911「レディング・コミッション」で、フロアとセンタートンネルにはボディカラー同色パネル、そしてシートカラーはライトブラウン(ヴィヴァルディだと紹介されている)。
シートセンター、ドアインナーパネル、ダッシュボードには同色のウーブンレザー、そしてシートにはニッケル製のグロメットが装着されるなどエクステリア同様に「いかにもシンガー」な仕上げを持っており、リアにはロールケージが組み込まれレザーが巻かれる(しかもクロスステッチ採用)というエレガント仕様。※ダッシュボードにはブラックのヌバックが用いられているようだ
トランスミッションは6速マニュアル、そしてシフトノブはポルシェのレーシングカーに敬意を表したと思われる軽量ウッド仕上げが採用されています。
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