今年も登場、ポルシェ×エメレオンドレ「コラボレーション第四弾」。今回のベースは944ターボ、当時風にカセットデッキを装着したレトロな仕上がりに

｜　このポルシェ944のカラーリングも「レッド×ゴールド」という当時風　｜

エメレオンドレは「レトロでゴージャス」なカスタムを得意としているようだ

さて、2020年からポルシェとのパートナシップにて継続的に「ポルシェのクラシックモデルのレストモッド」を発表しているニューヨークのアパレルブランド、エメレオンドレ（Aimé Leon Dore）。

今回はやや趣向を変えて944ターボを選んでおり、ガーズレッドのボディカラーにゴールドアクセント、インテリアにはライトブラウンというゴージャスなカラーリングを用いて仕上げています。

エメレオンドレとポルシェとのコラボレーションによる944ターボはこんな仕様を持っている

そこで今回、エメレオンドレとポルシェとのパートナーシップによって製作された944ターボを見てみたいと思いますが、ベースとなる944は1983年に登場した「フロントエンジン・トランスアクスル」モデルです。

このトランスアクスルは「トランスミッションをリアに搭載する」ことで前後の重量バランスを改善することができるという構造なのですが、エンジンの回転数そのままを伝えるプロペラシャフトをリアまで（フロア下に）通すという性質上、騒音が大きかったり、そしてトランスミッションが場所を専有するのでリアシートが狭くなるという難点も。

ただしポルシェは「運動性能」を重視しこのレイアウトを採用していて、よってこのポルシェの英断を支持する形で多くの「トランスアクスルレイアウトを採用するポルシェ」ファンが存在します。

そしてエメレオンドレは「4回目の」ポルシェとのコラボレーション対象としてこの944を選んだわけですが、ボディカラーはガーズレッド、アクセントはゴールド。

ホイールはゴールドの「テレダイヤル」、ブレーキキャリパーはレッド、そしてリアフェンダーには「Aimé Leon Dore PORSCHE 944 Turbo」のレター入り。

リアにはポルシェがモデルネームに採用するフォントにて「Leon Dore」。※トランク内には専用のスーツケースも積まれているようだ

インテリアカラーはライトブラウンが採用され、しかしカーペット、レザー（ヴィンテージ調）、アルカンターラといった異なる素材の色味を合わせるという徹底ぶり。

オーディオは当時風のブラウプンクト製「カセットデッキ」がインストールされています。

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なお、エメレオンドレの公式インスタグラムには今回のコラボレーションを記念したクラブジャケットやキャップも投稿されており、現時点ではなんらかのアナウンスがなされていないものの、ポルシェのライフスタイル部門から（以前の”カー”同様に）カプセルコレクションが展開されることになるのかもしれません。

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参照：Aimé Leon Dore