｜ この「マーシャン」はマーク・フィリップ・ゲンバラの作品第一号であり、願わくば今後も継続して活動してほしいものである ｜
開発開始からおよそ数年、ようやくこのプロジェクトが現実のものに
さて、マーク・フィリップ・ゲンバラ「マーシャン」がついに生産開始。
このマーシャンはかの現場等創業者、ウーベ・ゲンバラ氏の実子であるマーク・フィリップ・ゲンバラ氏が立ち上げたコーチビルダーにて制作されるクルマです。
なお、「ゲンバラ」を名乗れないのは父親が創業した「ゲンバラ」の経営権が他人の手に渡ってしまったためで、よって自身の姓名である「マーク・フィリップ・ゲンバラ」を会社名として名乗っているわけですね。
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マーク・フィリップ・ゲンバラ「マーシャン」は全台数が完売済み
この"マーシャン"は992世代のポルシェ911ターボSをベースにしており、見ての通りポルシェ959にインスパイアされた外装を持っていますが、車高調整機能を持つことで悪路の走行にも対応していることが特徴です。
そしてマーク・フィリップ・ゲンバラは悪路走行テストを中東の砂漠にて行っていて（その時はまだ名称が決まっていなかった）、その様子が「火星での1シーンのようである」ということから「マーシャン（Marsien＝火星人）」と名付けられています。
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さらにマーク・フィリップ・ゲンバラはこのマーシャンを「UFOのようである」とも表現しており、たしかに多くのコーチビルダーやチューナーが手掛けるクルマとは一線を画しているように思えますね。
ただしそのパーフォーマンスは比類なく、搭載されるエンジンはRUFによって開発された3.7リッター・フラットシックスで、その出力は（オーダー内容に応じ）約740馬力から820馬力。
サスペンションはKWによって開発され、エキゾーストシステムはアクラポビッチによる専用品が装着されています。
そして驚くのは「40台すべてが完売している」ということで、やはり「ゲンバラ」の名はいまでも大きな影響力を持っているということなのかもしれません。
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