
Image:Radek Štěpán(Behance)
| このスピーカーは「エンジン音」の再現のほか、音楽を大音量で奏でることで「パーティーシーンの主役に」 |
できればポルシェには実際に電動バイクを作って欲しいものであるが
さて、独立系アーティスト、Radek Štěpán氏が「ポルシェ カフェレーサー」なるレンダリングを公開。
参考までに「(現代における)カフェレーサー」とはカスタムスタイルの一つを示し、しかしもとはというと、1960年代にイギリスはロンドンにあるカフェ「エースカフェ」に集まるライダーやバイク、そこで見られたカスタムを(広義では)指したもので、ひいてはサーキットでストイックに走るよりも、カフェでバイクを自慢しあうことを好んだ人びと、およびそのカスタムを総称するようなった、と言われていますね。
「ポルシェ カフェレーサー」はこんなバイク
そこでこの「ポルシェ カフェレーサー」を見てみると、たしかにカフェレーサーっぽいシンプルなスタイルを持ち、しかしヘッドライトには「クワッドLEDライト」、リアにはLEDバー、パワートレーンに「エレクトリック」を採用するという現代風というか未来風のスタイリング。
Image:Radek Štěpán(Behance)
デザイナーによれば「過去を称賛する未来のビジョンとして、タイムレスなヴィンテージコンセプトの美学とポルシェの現代的なデザインアプローチを見事に融合させ、スタイル、音、そしてテクノロジーが調和した比類のないライディング体験を創造する」とのこと。
さらには「ポルシェの象徴的なデザインDNAにインスパイアされたデザイン要素と、非常にクリーンな表面処理を組み合わせている」と説明されています。
Image:Radek Štěpán(Behance)
なお、車体サイド(エレクトリックモーターの外側)にはHarman/Kardon製スピーカーが取り付けられ、このスピーカーは「エンジン音を再現し、没入感のあるライディング体験を提供する」ほか、もうひとつは(本来の役割のように)高級オーディオシステムとして機能し、バイクを究極のパーティーマシンに変えることを狙っているといい、これは「なかなか見ない」コンセプトだと思います。
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参照:Radek Štěpán(Behance), radekstepan22, piano_marek