
| 現実的には「重量が重くなりすぎ」今の技術でハイブリッドバイクを作ることは難しいのかも |
ただしいつかはバイクもエレクトリックへと移行することになるのだろう
デンマークのデザイナー、ダニエル・ケムニッツ氏が「ドゥカティ・ゴースト」なる作品を作成し公開。
これは”昨日と未来との橋渡し”という意味が持たせられており、ハイブリッドシステムをもたせることでバイクの未来、そしていかに乗って楽しいバイクを作ることができるかを模索したものだと紹介されています。
構成としては250cc単気筒エンジンを2基(合計70馬力)、そしてエレクトリックモーターを1基(70馬力)搭載する、というもので、このガソリンエンジンは直接ドライブトレインを動かすのではなく、「レンジエクステンダー」としてのみ機能するのだそう。

ドゥカティ・ゴーストはこんなバイク
このドゥカティ・ゴーストはなかなかに面白いパッケージングを持っていて、エンジンは通常のバイクと同じ位の位置に搭載され、タービン状のエアインテークと一体化。
このエンジンは上述のとおり「発電のみ」に使用するためにトランスミッションを持たないようですが、エンジンの下にはチューブ状のバッテリーパックが二本取り付けられています(バイクのハイブリッド化は重量が重くなりがちなので、いかに構造をシンプルにして車体を軽くするかが重要なのだと思われる)。

これはもっとも重いバッテリーパックを車体最下部に装着するという理にかなった構造だと思われ、低い重心を活かし、安定した走りを楽しむことができそうです。

ブレーキディスクはリム外周に装着され、強力なストッピングパワー、そして冷却性能を獲得することとなっていますが、前後ホイールは太い(おそらくカーボン製の)スポークを組み合わせたもので、リアホイールはこれにエアロカバーを装着するという構造を採用します。
そしてエレクトリックモーターはサスアームの付け根あたりに取り付けられ、ベルトにて後輪を駆動することに。

デザイン的な特徴としては「クワッドヘッドライト」。

テールランプも「クワッド」ですね。

メーターやシートは非常にシンプル。
なお、ガソリンタンクは10Lというスモールサイズで、しかしこれによって250kmの走行が可能なだけの電力を発電することが可能です。
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