
Image:国土交通省
| リコールの対応内容としては「バッテリーの確認、異常があれば交換 |
ただしバッテリーの交換は大きな費用と手間がかかり、ポルシェの収益を大きく圧迫することに
さて、ポルシェ・ジャパンがタイカンシリーズ1,992台に対してリコールを発表。
簡単に言えば「高電圧装置(高電圧バッテリーモジュール)に問題があり、最悪の場合は発火、炎上する」というものですが、以下の通り国土交通省へと届け出がなされています。
高電圧バッテリーにおいて、不適切に製造されたバッテリーモジュールが内蔵されたものがある。そのため、バッテリーモジュールの内部短絡が発生し、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがある。
対象となるのはタイカン「6モデル」
今回リコールの対象となるのは令和2年10月19日~令和6年2月29日に輸入された「タイカン」「タイカン4」「タイカン4S」「タイカンGTS」「タイカン・ターボ」「タイカン・ターボS」の6モデルで、これらあわせて1,992台が対象となり、対策としては以下の通り。
全車両、OTA または専用テスターで車両を点検し、異常が確認されたバッテリーモジュールは良品と交換する。また、車両自己診断機能を備えた対策プログラムを OTA または専用テスターによりインストールする。ただし、プログラムの準備に時間を要すことから、暫定措置として、ユーザーに対し定期的なバッテリーの点検入庫を要請するとともに、充電量を 80%までに制限するよう周知を行う。
ポルシェ・ジャパンがこの問題を知ったのは「本国(ドイツ)からの情報提供」によるもので、日本国内だとこの問題の発生は「ゼロ」、もちろんこれが原因で生じた事故もゼロだと報告されています。
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参照:国土交通省