【リアウイング3段重ね】テックアートがポルシェ911ターボのコンプリートカー、「GTストリートR」ガルフブルーVer.を公開

2025/06/10

Image：TechART

｜　テックアートは「社外品が嫌われる」ポルシェ界隈において、長きにわたり支持を集めている　｜

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それは「ポルシェを別のクルマにしようとする」からではなく「ポルシェの良さを引き出すから」なのかもしれない

ポルシェを専門的にチューンするテックアートが911ターボ/911ターボSをベースとしたコンプリートカー、「テックアート GTストリートR」ガルフブルーバージョンを公開。

このGTストリートRは同社における最高峰プログラムであり、「日常使いとサーキット走行を両立する究極の911」だと定義されていますが、生産されるのはわずか限定87台で、この87台という数字は、創業年である1987年にちなんでいます。

テックアート GTストリート Rとは？20年の歴史を受け継ぐ唯一無二のスーパースポーツ

最新の「GTストリートR」は（まだ992.2世代の911ターボ系が登場していないので）992.1世代の911ターボ / 911ターボSをベースとし、しかし「GTストリートR」シリーズそのものは2001年にはじめて設定され、当時は996.2世代の911ターボ / 911ターボSをドナー車両として使用しつつ、現代にまでその魂が脈々と受け継がれています。

上述の通り、「（いずれの世代のGTストリートRも）日常での実用性とサーキットでの圧倒的パフォーマンスを両立したスーパースポーツ」という位置づけですが、これは「GT3系」ではなく「ターボ系」を下敷きにしているという事実に由来するのかもしれません。

20年続くGTストリートシリーズの進化

テックアート”GTストリート”シリーズは996以降、各世代のポルシェ911を対象に設定されていますが、継続して展開されている（そして最新世代では87台も生産される）ことからもわかるように圧倒的支持を集めており、その理由は以下の開発哲学が支持されているからだと思われます。

GTストリートRの開発哲学

ミッション：完璧を、さらに完璧に仕上げる
コンセプト：機能と個性を犠牲にしない、よりシャープでエモーショナルな存在
経験：30年以上のチューニングと開発の実績

この思想により、GTストリート Rは単なるカスタムカーではなく、世界で唯一無二のスーパースポーツとして仕上げられているわけですね。

テックアートが提供する“究極の個性”

TECHARTのマネージングディレクターであるトビアス・バイヤー氏は次のように語っていますが、テックアートが長きにわたりポルシェのチューニング業界においてトップランナーであり続ける理由は「ポルシェを別のものに変えようとする」のではなく、「ポルシェの良さを理解し、それをさらに引き上げ、顧客にマッチした仕様に仕上げてきた」からなのかもしれません。