フランスのチューナー、「ダントン・アート・カスタムズ(Danton Arts Kustoms)」がすんごいチューンのポルシェ911を発表。
そもそもフロントエンジンしかもV8というところで911のアイデンテティを失っていますが、ぼくはこういったものが大好きなので没問題。
ベースとなったのは964世代の911カレラ2(1990年製)で、これの前半分を切り離し、そこにフォード製V8エンジンを装着。
サスペンション類はどうなっているのかわかりませんが、前後タイヤは「ボディの外」に装着されており、タイヤ幅がリアで片側325あたりだとするとそれだけで65センチ、クリアランスを考えると80センチ以上は「ワイド化」されていそうです。
タイヤが露出していることから合法的に走行することは難しそうですが、こういったカスタムにお金と手間をかけることができる、というのは素晴らしいと思います。
なおボディはマットパープル、エンジンもマットブラックに塗装されるなど美的な仕上がりも秀逸。
この車両は「モナコ・インターナショナル・オートショー」にて展示されたとのことですが、モナコの人は意外とこういった過激なものが好きなので、「引く手あまた」かもしれませんね。
ソビエト連邦時代のVAZ2106(1976年、しかも2011年まで作られていた)をラットロッドにカスタム。
とは言ってもほとんどを作り直し、ラダーフレームにVAZ2106の車体後半をかぶせたような構造となっています。
エンジンは1.6リッター・ツインターボ、4速マニュアル・トランスミッション。
Aピラーはチョップされているのでルーフは大きく前傾するなど、意外と手が込んでいますね。
内装もほぼ全部取り払われていますが、シフトレバー先端に取り付けられたスカルはいい味を出していると思います。
一般には綺麗にカスタムされたのがホットロッド、ちょっとした継ぎ目やサビは気にしないというくらいのレベルでカスタムされたのがラットロッドと言われますが、これには諸説ある模様。
ぼくはホットロッドもラットロッドも大好きですが、日本は法規の関係でこういったカスタムに非常に厳しいのが残念ですね。
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世の中にホットロッド好きは多数いるようで、以前にポルシェ911をぶった切ってホットロッドにしてしまったカスタムカーや、フェラーリのエンジンを積んだホットロッドなどを紹介してきましたが、今回はジープ・ラングラーとポルシェをニコイチにしてしまった変態魔改造車が登場(こう言ったカスタムカーはぼくの好みドンズバ)。
詳細は不明ですが背後にある車たちを見る限り、スクラップを扱いショップが個人的趣味でカスタムしたようにも。
なおエンジンは何なのかもわからないものの、トラック用のアクスルを使用しているのかフロントホイールのボルトはトラックのようにずらりと並んでいますね。
降臨は意外と細く出力はさほど大きくないのかもしれず、しかし完全にフェンダーを超えた「オープンホイール」構造となっており、なんとも言えない迫力があると思います。
なおホットロッドは外観の美しさにもこだわったカスタムが特徴ですが、こう言った「劣化したような」外観を持つ車は「ラットロッド」と呼ばれるようですね(ネズミが住んでそうなほどボロい、という意味で)。