ポルシェが1993年に86台のみ製造した911カレラRSR3.8がオークションに登場。
走行距離はなんと「10キロ」、25年の間ずっと埃をかぶったまま放置されていた車両、とのこと。
もちろん内外装全てがオリジナルのままで、実際に乗られたこともない(10キロはデリバリーマイレージと考えられる)、という信じられないような個体です。
ボディカラーはポーラシルバー、ホイールはパープル(この時代のポルシェは意外とカラーホイールを採用していた)、ブレーキキャリパーはゴールド(これはかなり珍しい)。
なおRSR3.8は基本的にサーキットでの使用を前提としており(そのため車高も異常に低い)、ご覧の通り「フル」ロールケージを装備。
フロントトランク内も安全タンクなど、完全にレース仕様となっていますね。
そのため本来は内装の内張りも「ほぼ無い」車だそうですが、この車は「内装内張り」をオプションで装備したわずか二台の911カレラRSR3.8、とされています。
走行10キロの証拠写真。
何故かメーターリングや周辺はホワイトですね。
内装色は「カンカンレッド」で、80年代や90年代っぽいカラー。
とことんレッド、そしてシルバーのシートバックやホワイトのメーター周りがレーシーなのに上品。
なお25年間放置されていた理由は語られていませんが、雨風をしのげる環境で保管されていたことは間違いなさそう。
予想落札価格も公開されていませんが、これは「億」に達するんじゃないかと考えています。
VIA:CARSCOOPS