| これだけの日常性と経済性を持ち、このレベルのパフォーマンスを誇るクルマはそうそうない |
さて、新型フォルクスワーゲン・ゴルフRがアウトバーンにて時速289km/hを記録する動画が公開。
ただしGPSを使用した速度計測だと時速277km/hなので、これは「メーター誤差」ということになりそうです。
参考までに、スピードメーターは一般に(速度出しすぎ抑制のため?)実際の速度よりも高い数字を示すようになっていて、法律によって「誤差」が認められています。
日本の場合だと誤差の計算方法は「10(V1 -6)/ 11 ≦ V2 ≦(100 / 94)V1」となりますが、これは「実際の走行速度が40km/hのとき、30.90km/h~42.55km/hの誤差が認められているということになり、今回のゴルフRの誤差もその範囲に収まっているようですね。
それでも公称値以上の最高速を記録
なお、新型フォルクスワーゲン・ゴルフの最高速は通常250km/hに制限されており、パフォーマンスパッケージを装着するとこれが時速270km/hにまで向上。
もちろんこのゴルフRはパフォーマンスパッケージを装着しているということになりますね。
加えて、このユーチューバーは公道にて0−100km/h加速テストを行っており、この結果は公称値の4.7秒よりも速い4.51秒。
さらにはドーナツターンも見せていて、どうやらドライブモードによっては「後輪寄り」のトルク配分になると見え、「ドリフト」が可能となる模様。
とにかく新型ゴルフRは加速、最高速ともに公称値を上回り、かつ「ドリフト」もできるとなると、自らその最強伝説を書き換えることになりそうです。
新型フォルクスワーゲン・ゴルフRはこんなクルマ
新型ゴルフRに搭載される2リッターターボエンジンは315HP(320PS)を発生し、これは先代比で+20PSの大幅アップ。
地域によっては6速マニュアル・トランスミッションを選択でき(もしくは7速デュアルクラッチ)、駆動方式はもちろん4WD(4MOTION)を採用しますが、スポーツ走行向けの4輪トルクベクタリング機構が与えられることで、よりタイトにカーブを曲がり、かつ俊敏性も向上している、とのこと。
サスペンションはより硬く締め上げられ(標準のゴルフ比で車高は20ミリ落ちている)、アンチロールバーもさらに強固に。
さらにはアルミニウム製のサブフレームによってシャシーが補強され、キャンバー角もネガティブに設定されることでコーナリングスピードも向上することとなっています。
そのほかアダプティブダンパー、電制デフ、可変レシオステアリングシステムの設定も見直されているとアナウンスされています(6つのドライブモードに連動するほか、モードによっては個別の設定も可能)。
全体的には運動性能に著しく磨きをかけたという印象があり、ニュルブルクリンクにおいても相当な速さを発揮するかもしれませんね。
ゴルフRがアウトバーンにて時速289km/hを記録する動画はこちら
動画を見ると、280キロを超えたあたりからなんらかの制限が介入しているようにも見え、実際にユーチューバーも「リミッターが作動」ともコメント。
レッドゾーンまでにはあと少し残されているので、リミッターがなければ、「プラス10kmほど」は出ていた可能性がありそうです。
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参照: Automann-TV