| なぜ今頃?しかもドイツで |
全くの「謎アルファロメオ」が目撃に。
「カモフラージュが施されたプロトタイプ」のように見えますが、にしてはアルファロメオのエンブレムを隠しておらず、開発用の車両としても謎の多い個体ですね(通常、ボデイ形状からブランドが”バレバレ”であったとしても、お約束としてエンブレムは隠すのが通例)。※もしくはこの車のオーナーが「偽装風」のお遊びをしてみたか
ベースとなるのはアルファロメオ8C
なお、このプロトタイプのベースとなるのは「アルファロメオ8Cコンペティツィオーネ」だと思われますが、これはアルファロメオが2007年に2200万円にて発売した限定モデル(限定500台)。
エンジンは4.7リッターV8、出力は450馬力、トランスミッションは6速セミオートマチック、駆動輪は後輪のみ。
ボディサイズは全長4280ミリと短く、それに対して全幅は1900とかなり広いのが特徴です。
ちなみに名称の「8C」はアルファロメオのかつて(1930年台)のレーシングカーの名称を現代に蘇らせたもの。
アルファロメオ8Cコンペティツォーネの後継モデルは設定されず、「一代限り」で終了していますが、その後10年以上経過してプロトタイプが走行中、ということに。
なお、このプロトタイプが撮影されたのはドイツで、アルファロメオ8Cの組み立てを行ったモンツァの工場でも、現在アルファロメオ4Cを組み立てているモデナの工場所在地でもないという、とにかく「謎だらけ」なのがこの車両。
ちなみにアルファロメオはF1参戦にあたり、一旦は生産終了を考えた「4C」を継続させる意向を示しており、さらには「F1に参戦するメーカーにふさわしい」ハイスペックなモデルにしたい模様。
現行4Cをそのままアップデートするのか、それとも新しいプラットフォームが与えられるのかはわからないものの、このプロトタイプが「新型4Cの開発用車両」という可能性もありそうです。
なお、2007年に発売されたアルファロメオ8Cコンペティツィオーネとはフロントグリル(フォグランプがない)、サイドのエアアウトレット、リアバンパーの形状が異なるように見えますね。
VIA:Autogespot