| 100kg軽量化はダテじゃない |
さて、アルファロメオが今年はじめに発表した「ジュリアGTA/GTAm」。
これまではオフィシャルフォトのみの紹介に留まっていたものの、今回始めて実車が公開され、まずはトップギア、そしてShmee150氏が独占的に実車に触れたレビューを公開しています(今後、どんどんほかからもレビューが出てくると思う)。
今回紹介されているのは、よりハードコアな「ジュリアGTAm」で、やはり実際に見てみるとオフィシャルフォトよりもずっとスパルタンであるという印象。
ここでその内容を見てみましょう。
-
思ったよりも凄いの出た!アルファロメオが本気すぎる「ジュリアGTA/GTAm」を発表。限定台数はわずか500台
| F1参戦によって得たノウハウをフィードバック | アルファロメオが予告通り、ジュリアのハイパフォーマンスバージョンである「ジュリアGTA」と「ジュリアGTAm」を発表。これは1965年にデビューし ...
続きを見る
まず、ジュリアGTAmに積まれるの2.9リッターV6。
フェラーリのV8エンジンと設計や構造の多くを共有しており、出力は540馬力(通常のジュリア・クアドリフォリオよりも+30HP)。
軽量化とパワーアップによって0-100km/h加速は3.6秒にまで短縮されています。
なお、フロントバンパー、ボンネット、フロントフェンダー、ルーフ、リアホイールアーチはカーボン製。
車体の重心から遠いところ、そして重量配分の大きいフロントを中心に軽量化しているということも「本気度」を表す例でもあります。
前後トレッドは50ミリ拡大され、ボディ全幅もそれにあわせてワイド化。
フロントはフェンダーまるごと、リアではオーバーフェンダー装着といった対応です。
なお、エアロパーツの多くはカーボンファイバー製、そしてドアパネルにはアルミが用いられるなど軽量化にも余念がありません。
標準のジュリア・クアドリフォリオに比較すると100kg程度軽くなっているとされ、つまり車体重量は1520kg(パワーウエイトレシオは2.8)ということに。
マフラーはセンター出し(チタン製)。
ゴッツいリアディフューザーも装着されていますね。
リアウイングはステー、ウイング部分まで含めた一体もの。
ステー部分、トランクに直結したリップ部分、ウイング部分ともにかなり複雑な造形を持っています。
フロントもやはり複雑な構造。
バンパーはもちろん、グリルまでもが専用品です(トーイングフックむき出し、というのが本気を感じさせる)。
アルファロメオ・ジュリアGTAmのインテリアはこうなっている
そしてこちらはジュリアGTAmのインテリア。
ドアインナーハンドルはレバーから(軽量化のため)プルタブへ。
ダッシュボードやシート表皮にはアルカンターラが使用されています。
女性を乗せるにはためらってしまうシートベルト(ハーネス)。
ちなみに4ドアなのにリアシートは「レス」。
かわりにロールケージが組まれます。
下の方はこんな感じ。
この部分は「ヘルメットホルダー」として機能するようですね。
価格についてはジュリアGTAが175,000ユーロ(約2052万円)、GTAmが195,000ユーロ(約2112万円)だと発表されており、限定台数はジュリアGTA、ジュリアGTAmともに500台となりますが、現時点だと日本への割当や販売価格については「未定」です。
-
アルファロメオが限定500台のスパルタンモデル「ジュリアGTA/GTAm」の価格と仕様を発表。欧州では2052万円~、カラーは「昔のレーシングカーっぽい」デザインも選択可
| さすがに価格は高いが、その価値は十分にある | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49840150286/in/dateposted-publ ...
続きを見る