| アルファロメオ属するステランティスでは今、急激な変化が起きている |
プジョーは高級化、ランチアは新デザイナー獲得にて復活の道を探ることに
さて、アルファロメオはデザイン部門の責任者としてアレハンドロ・メソネロ=ロマノス氏を起用した、と発表。
同氏はロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業したのちにルノーにてラグナのデザインに関わり、その後2011年にはフォルクスワーゲングループ傘下のセアトのデザイナーとして活躍したことで知られます。
なお、セアトではキュプラ、レオン、イビサといったメインの車種を手がけ、最近だと2020年7月に古巣のルノーに戻ってダチアのデザイナーとして活躍していますが、今回はその手腕を買われたということになりそうですね。
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アルファロメオでは電動化と近代化をリード
なお、アレハンドロ・メソネロ=ロマノス氏のアルファロメオでの新しい役割は「電動化と近代化のプロセスをリードする」ことだといい、ステランティスのチーフデザイナー、ジャン=ピエール・プルエ氏の直下に当たるポジションに属します。
つまりは相当に期待されていると考えて良いかと思いますが、ジャン=ピエール・プルエ氏いわく「アレハンドロ・メソネロ=ロマノスはクルマ好きで、セアトでは素晴らしい仕事を見せてくれました。ステランティスのデザインチームも私も、彼と一緒に働けることを楽しみにしています」とのこと。
ステランティスはつい先日、「傘下にある14のブランドいずれに対しても今後10年間の猶予と資金を与え、再生もしくは成長の可能性を模索する」とコメントしており、ランチアのデザイナーには当のジャン=ピエール・プルエ氏が就任したばかり。
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そして今度はアルファロメオのデザイン部門を刷新するということになりますが、アルファロメオはつい最近、次期ジュリア/ステルヴィオに採用されると言われるエレクトリックプラットフォームを活用して「GTV」を復活させるといウワサが報じられたばかりでもあり、今後に期待がかかります。
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アルファロメオCEOであるジャン・フィリップ・インパラート氏は、今回の異動について「アレハンドロ・メソネロ=ロマノスのような先進的な考えを持つ人物と一緒に、アルファロメオの今後の課題に取り組むことができて嬉しく思う。今回の変化はブランドに成功をもたらすだろう」とも述べているので、今後のアルファロメオには、なんらかの目に見える”変化”があるのは間違いなさそうですね。
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