| GTV復活の話は定期的に出ては消えるようだ |
ただしアルファロメオは公的にGTV復活をアナウンスしたことも
さて、これまでにも様々なウワサが出てきたアルファロメオGTV。
今回はオールエレクトリックモデルとして復活するんじゃないかと言われていますが、これはやはりFCA(フィアット・クライスラー)とPSA(プジョー・シトロエン)とが合併してステランティスが誕生したことに起因していると考えるのが妥当かもしれません。
ステランティス傘下で各ブランドは再生を図る
なお、このステランティスが発足して以来、傘下のブランドはいくつか大きな方針変更を行っており、たとえばプジョーはロゴを変更し「高級化路線を歩む」と表明しています。
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そして最近、ランチアも新デザイナーを迎え入れ、なんらかの新しい動きを見せようとしている、と報じられたところ。
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そしてステランティス自体は「傘下のブランドにつき、再生のために10年間の猶予、そして必要な費用を投じる用意がある」とコメントしており、よって今後傘下の14ブランドは個別に利益を上げることができるよう、独自の方向を歩むことになりそうです。
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新生アルファロメオは「電動化」重視?
そしてアルファロメオに話を戻すと、今後数年間でラインナップを一新する計画を持っており、ステランティス傘下の各グループが保有する電動化プラットフォームそして電動化技術を使用してエレクトリックモデルを増やすとも報じられています。
一説によると、ジュリアそしてステルヴィオ後継もこのエレクトリックプラットフォームを活用することでピュアエレクトリックモデルになると言われていますが、今回ウワサの出たGTV(=Gran Turismo Veloce / グランツーリスモ・ヴェローチェ)もその派生モデルということになるのかもしれません。
参考までに、アルファロメオCEO、ジャン・ピエール・インペラート氏はかつてGTVの復活に強い興味を示しており、2019年には公的に「600馬力、4シーター、4WD、前後重量配分50:50のスポーツカーになる」とコメントしたことも。※下の画像
この際には「8C」の復活も含まれていたものの、GTVともども計画が「チャラ」になってしまい、そして今回その内容を変えてGTV復活の話が出ている、ということになりますが、この「新生GTV」については、BMW i4やテスラ・モデル3のライバルになるという話もあり、となると「4ドア」ボディとなるのかもしれません(そして、ジュリアと被らないように4ドア”クーペ”に?)。