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アルファロメオ4Cが5台限定にて「アバルト1300OT」として蘇る。ステランティスの「リローデッド・バイ・クリエイターズ」プログラムにより過去のOT1300を再解釈

アルファロメオ4Cが5台限定にて「アバルト1300OT」として蘇る。ステランティスの「リローデッド・バイ・クリエイターズ」プログラムにより過去のOT1300を再解釈

| 今後、アバルトからは少量生産ならではの個性的なクルマが多数登場することになりそうだ |

ただし現時点ではこの「アバルト 1300OT」の価格については公表されていない

さて、ステランティスのクラシックカーを担当する部門「ステランティス ヘリテージ」が、アバルト75周年を祝うプロジェクトとして「アバルト クラシケ(クラシック)1300OT」を発表。

これは1960年代のアバルトのオマージュとして2021年に発表された”アバルト1000SPスペシャルエディション”からインスピレーションを得たもので、市販に至らなかった1000SPのかわりに5台のみが生産される、とアナウンスされています。※1000SPが5台のみ発売されるという話があったが、結果的に1300OTへと名を変えて発売されるようだ

現在のところこのプロジェクトは進行中となっていて、公開されたのはレンダリングそして1/3サイズのスケールモデルのみではありますが、けっこう大きな話題を呼ぶことになるのは間違いなさそう。

Abarth-1300OT (1)

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アバルト クラシケ 1300OTはどんなクルマに?

このアバルト クラシケ1300OTについて、もっとも注目すべき事実は「アルファロメオ4Cがベースになっている」ということ。

Abarth-1300OT (2)

アルファロメオが「4C誕生10周年」を記念してワンオフによる特別な4Cを製作すると発表。まずはデザイナーが3案を示しファンからの反応を募ることに
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つまりはカーボンファイバー製モノコックと1.75リッター4気筒ターボがそのまま継承されると考えて良いかと思いますが、そのスタイルは大きく変更されて1968年型アバルトOT1300っぽくアレンジされており、ヘルメットルーフにエンジンルームへとエアを送る”ペリスコープ”も。※さすがに”縦長”ではない

ノーズの横長形状を持つダクト、そしてフロントフード上のダクト、カウルを固定するためのストラップ、レトロなホイールも再現され”雰囲気満点”といったところですね。

Abarth-1300OT (4)

なお、この5台のアバルト クラシケ 1300OTは現在「受注可能」な状態にあるそうですが、その金額についてはアナウンスがなされておらず、しかし「わずか5台のみ」の生産ということを考慮すると、数千万円どころか「億」に達するとしても不思議はないかもしれません。

Abarth-1300OT (3)

ちなみにですが、アバルトは1949年に創業されたレーシングカーファクトリーで、フィアットやアルファロメオ、シムカ、ポルシェをベースにしたレーシングカーやロードカーを製作しており、さらにはアバルト名義のオリジナル車をリリースしたことも。

1971年にフィアットに買収され、その後はフィアットといっしょにステランティス傘下に収まることとなっていますが、同グループにはフィアットはもちろんアルファロメオも軒を連ねているため、現在のアバルトはそれらブランドの資産に自由にアクセスできる立場にあると考えてよく、今後はこういった少量生産モデルが多数登場することになるのかもしれません(実際のところ、アバルトは”リローデッド・バイ・クリエイターズ”シリーズとしていくつかのヘリテージを現代に蘇らせることを示している)。

参考までにアバルトのエンブレムには「サソリ」が用いられていることがよく知られていて、これは創業者のカルロ・アバルトの星座が蠍座であったことに由来するのだそう。

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参照:Stellantisn heritage

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