なにかと話題のアルファロメオ・ジュリア。
デザインに関してはライバルと目されるBMW 3シリーズのパクリではないかと指摘されることもあるようですが(言われてみればサイドは似ているような気もする)、アルファロメオのデザイナーがそれを否定。
チーフ・デザイナーのアレッサンドロ・マッコリーニ氏によると、アルファロメオ・ジュリアのデザインはBMW3シリーズではなく、アルファロメオの過去のモデル、具体的には156にインスパイアされたもの、とのことです。
アルファロメオ自体は非常に独特のデザインを持っており、そこまで3シリーズに似ているとは思いませんが、実車がどんな雰囲気なのかは気になるところ。
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けっこう前から方々に登場しており、今やあまり目新しさが無くなってしまったアルファロメオ・ジュリア。
発売が伸びることもアナウンスされており、実際に発売される頃にはちょっと見飽きているかもしれない、と思うことも。
そんなアルファロメオ・ジュリアQVですがロサンゼルス・モーターショーに登場。
同時に北米価格もアナウンスされていますが、予想通りというか北米は本国に比べて1割以上も安い値付けです。
今回展示されているジュリアQVのどこまでがスタンダードでどこからがオプションなのかはわかりませんが、カーボンのシートバックを持つスポーツシートなどは異質な雰囲気を出しており、メルセデス・ベンツやBMWではやらないだろう、という過激な装備を持つことも特徴。
スポーツセダンのメインストリームにはなり得ないかもしれませんが、コアなファンは獲得できそうですね。
なお北米においてはQVのほかに276馬力の2リッターターボエンジン搭載モデルも発売される、と公式にコメントされています。
まずはトップレンジの「QV」が公開されたアルファロメオ・ジュリア。
他グレード(エントリーグレード)はフランクフルトで公開されると言われます(画像は非オフィシャルのレンダリングでSUV版)。
なお、アルファロメオ・ジュリアは開発期間が非常に短く、2年半で開発した、とアルファロメオのチーフエンジニアが語っており、相当な急ピッチで開発が進められたことがわかります。
かつ、フェラーリ・チューンのエンジンやフェラーリ譲りの可変エアロが含まれていることを考えると、マルキオンネ体制になる以前からフェラーリに対してマルキオンネ氏が支配力を行使していたということになりますね。
ちなみにジュリアは当初FFとしての開発が検討されたそうですが、それはマルキオンネ氏に一蹴され、現在のパッケージングに変更された模様。
マルキオンネ氏はアルファロメオ・ブランドにて7つのニューモデルを発表するとしており(その中にはSUVも含まれる模様)、今後の展開が楽しみではあります。
待望のアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオのスペックと価格が発表に。
イタリアでの価格を日本円に換算すると、なんと1050万円。
カーボンディスクブレーキとウルトラライト・カーボンシートを装備したモデルは1300万円にも及び、ちょっと驚きの価格ですね。
しかしながらパフォーマンスのほうも驚きで、ニュルブルックリンクを7:39,0で走るというので相当な俊足です。
これはBMW M4より9秒も速いタイムで、にわかには信じられないところもあります。
エンジンは既報のとおりフェラーリのテクノロジーを反映した3リッターV6で510馬力を発生。
0-100キロ加速は3.9秒を誇ります。
ドライウエイトは1524キロで重量の配分は前後で50:50。
アクティブエアロはトップスピードにおいて100kgのダウンフォースを発生する、とのこと。
BMW M3/M4に加え、メルセデスC63 AMG、キャデラックATS-Vなどのハイパフォーマンスサルーンをターゲットとし、2017年にデリバリーを開始する模様です。
フランクフルト・モーターショーで正式デビューを飾るアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオの内装について、いくつか公式フォトが公開に。
ステアリングホイールの一部はスゥエード仕上げとなっており、近年のハイパフォーマンスカーの一つの流行ですね。
アルファロメオ得意とするDNAセレクターが見え、タッチパッドのようなセレクターも見えますね。
アルファロメオ・ジュリアは先行公開されながらもその後にカモフラージュしたままテストされる姿が目撃されるなど、ちょっと謎の多い車ですね。
各社ともフランクフルト・モーターショーに向けて続々新型車を公開しており、アルファロメオも数日中にはジュリアの情報を公開するものと見られます。
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アルファロメオ・ジュリアのエンジンスペックがリーク。
これによると2.2リッターは150/180/210馬力、2リッターは200/250/280馬力、2.9リッターは490/500馬力。
数字を見る限りでは2.2リッターはNA(210馬力版はターボ?)、2/2.9リッター版はターボのようですね。
これら排気量の違いはマーケットごとの税金に対応したものと思われ、ジュリアはかなり広い地域での販売を意識していることがわかります。
なお2.9リッターはオートマティック・トランスミッションが490馬力、マニュアル・トランスミッションとデュアルクラッチ・トランスミッションが500馬力。
ポルシェやアウディ、VWにおいて「オートマティック・トランスミッション」はツインクラッチ(デュアルクラッチ)に置き換えられており、すでにトルコン式のATは一部を除いて存在しませんが、フィアット・クライスラーグループの場合はマセラティ・グラントゥーリズモにおいてもトルコン式のオートマティック・トランスミッション、そしてツインクラッチ式のトランスミッション両方がラインアップされており、ジュリアもこれに倣う形ですね。
そこから(トルコンATとデュアルクラッチAT両方をラインナップ)推測するに、フィアット・クライスラーグループのデュアルクラッチはVWアウディグループのものよりもマナーや耐久性が劣るのかもしれません(つまりFCAのデュアルクラッチは一般性に欠けるのかもしれない)。