1953年製の希少なフィアット8Vスーパーソニックが競売に登場予定。
おそらく「フィアット史上もっとも高価な」一台になると見られ、落札価格は最高で2億2000万円ほどになるのでは、と予想されています。
なお、これまでに落札されたフィアットでもっとの高価なのはおなじ8V、しかしコーチビルダーのヴィニャーレ(ビグナーレ)によってデザインされたカブリオレで、こちらは1億4000万円、という記録。
ヴィニャーレ版は30~40台が生産されたと言われますが、今回のスーパーソニックはカロッツェリア・ギアによってデザインされ、更に少ない15台のみが生産されています。
今回の個体は1953年に納車されたものでシャシーナンバーは000049。
納車先はパワーボートのレースで3度のゴールドカップを獲得したレーサーのもとであった、とのこと。
その後1979年にコレクターに売却された後にレストアを受け、その後コルベットのエンジンを移植されるなどしていますが、2007年にも大規模なレストアを経てトランスミッション、サスペンション、ドライブトレーン、内装などがリフレッシュされています。
およそ65年の間にオーナーが5名変わったとのことですが、今回「6人目の」オーナーを募集中、というところですね。
VIA:Motor1