メキシコにて、盗まれたフェラーリ488GTBが別の色に塗り替えられた状態で発見される、という事件が発生。
これはまずメキシコ在住のオーナーからイエローのフェラーリ488GTBが盗まれ、その後にブラックにペイントされた同じ個体がメキシコ国内で発見された、というもの。
なおこういった「盗難車が発見される」例は非常に珍しい、としています。
日本ではあまり一般的ではありませんが、「組織的に」スーパーカーや高級車を盗み、それを販売するグループが海外には存在するようで、スーパーカーに乗るということは強奪にあうリスク、盗難のリスクと等しい国もいくつかある模様。
ときには車よりも「乗っている人」の身代金や財産目当てで車ごと拉致するケースもあり、そのためこういった車はGPSで追跡可能な盗難防止装置をオプションで用意する場合も多数(日本だとセコムがサービスを展開中)。
それでもこういった窃盗団からすると「盗難防止装置」の機能はお見通しのようで、先日もスイスのスーパーカーレンタル会社から借り出されたランボルギーニがイギリス国内に入り、そこで突如信号を断ったというケースも(車を借りたのは女性だったそうですが、この女性が犯行グループのメンバーなのか、それとも車ごと拉致された被害者なのかは不明)。
日本ではランクルや日産GT-R、インプレッサなどが窃盗団のターゲットになりやすいとされ、盗難された後に海外へと流出し、右ハンドルでも登録できる英国やオーストラリアで販売されることがある、とも言われます。
なおこういった窃盗団を描いた映画としては「ノーマンズ・ランド(チャーリー・シーン主演)」があり、これはポルシェ専門の窃盗団を描いたもの。
もちろん「60セカンズ」も有名ですね。
中国は北京にて開催されたチューニングカーミーティングにてR33/34/35GT-Rが整列。
そのなかでもR33GT-Rに日本のナンバープレートが付いているのが微妙に気になるところ。
中国人が日本で登録して中国に持ち込んだものだと思いますが(まさか盗難車ではないと思う)、右ハンドルは基本的に走れないと聞いたことがあり、しかしなんらかの抜け道があるのでしょうね(もしくは、中国のナンバーも付いていないのでやはり登録できず、お金持ちの道楽なのかもしれない)。