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走行わずか941キロ、完全ノーマルの鑑定書付きフェラーリ・テスタロッサが競売に

2017/12/01

フェラーリ・クラシケの鑑定書付き

走行わずか941キロ、1989年製のフェラーリ・テスタロッサがRMサザビーズ開催のオークションへと登場予定。
これはオリジナルの状態を保っていることがフェラーリ・クラシケによって証明済み。
なお「フェラーリ・クラシケ(Ferrari Classiche)」とはフェラーリのクラシックモデルのレストアやメンテナンス、そして「オリジナルである」ことを示す鑑定書を発行するフェラーリにおける一つの部署として運営されています。

モデル名に数字が含まれないフェラーリは珍しい

フェラーリ・テスタロッサは1984-1992年まで製造された車で、V12エンジンをミドシップにマウントした当時のフラッグシップモデル。
後継モデルは「512TR」ですが、この512TRをもって「ミドシップV12」は廃止されており、そのために512TRとあわせて非常に人気の高い車でもありますね。

なお、「テスタロッサ」は「赤い頭」を表すイタリア語で、1960年代のフェラーリ製レーシングカーのエンジンヘッドカバーがレッドであったことからこう呼ばれており、これを「復活」させた名称。
フェラーリの車で「数字の入らない」名称を持つのはモンディアル、テスタロッサ、カリフォルニア、そして限定モデルとなりますがラ・フェラーリ、エンツォフェラーリ、そして最新モデルの「ポルトフィーノ」くらい(個人的な感想ではありますが、やはり数字ではなくこういった名前があったほうが感情移入しやすい)。

日本では発売時期とバブル到来が重なったために非常に人気の出た車で、多くの著名人がこぞって購入したために幅広くその名を知られることにも。
アメリカでは「マイアミ・バイス」へ登場したことで一気に知名度が向上していますが、フェラーリはこの「テスタロッサ」の商標を手放すことが報じられており、そしてその商標を今後使用するのは「電気シェーバー」になる、とも報道されていますね。

なお予想では最高落札価格3650万円ほどだと報じられているものの、この価格は今までの中古相場からするに「かなり安い」もので、ここより大きく値が上がる可能性もありそうです。

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VIA:RMSoutherbys

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