| 珍しいイエローのラ・フェラーリ |
美しいイエローのラ・フェラーリがフロリダにて開催されるオークションに登場予定。
ラ・フェラーリはチャリティー向けに製造された「最後の一台」を除けば生産台数は499台で、そのうち120台がアメリカ向けに出荷された、とのこと。
この「~9台」というのは限定フェラーリの「常」ですが、これは「客が求めるよりも常に1台だけ少なく作る」という同社のポリシーが反映されたものだと言われます。
内装にはイエローアクセント、カーボンパーツも
今回オークションに登場する個体は「ジアッロ・モデナ」のボディカラーを持っており、ブレーキキャリパーもイエロー。
内装にもイエローのアクセントが入っていますね。
ラ・フェラーリは限定フェラーリにしては珍しく「レッド(ロッソ)」以外のボディカラーも多い車。
F40時代は「レッドしか作らなかった」といわれますが、その後は多種多様な人がフェラーリの限定モデルを購入するようになり、特に若い世代は「レッド」にこだわらなくなったのもその理由かと思います。
その傾向は458スペチアーレ、F12tdfでも見られますが、「自由にカラーを選ぶ」人が増えたのは喜ばしいことだと言えそうですね。
ただ、もちろんフェラーリ=レッドという認識が世間一般にあり、「せっかくフェラーリを買うならレッドで」と考える人、ずっと限定フェラーリを購入し保有している人だと「他のフェラーリ・コレクションも全部レッドなので」と考えてレッドを選ぶ人も多そう。
もちろん「リセール」を考えてレッドを選ぶ人もいて(そのためアメリカでは”リセール・レッド”と言われるらしい)、現在はちょうど時代の「転換期」だと言えるのかもしれません。
「実走行ゼロ」のラ・フェラーリ・アペルタが中古にて。最初から転売目的で購入か
オークションにおいてはレッドよりもイエローやブラックの方が高値をつけるケースも出てきており、「レッドが最も高く売れる」というフェラーリの伝統も今後変化してゆくことになりそうですね。
なお、今回のラ・フェラーリにおいては最高で4億円の値をつけるのでは、と予想されていますが、これまで5億円程度の価格で落札されることもあったということを考えると、「ちょっと相場が下がり気味」なのかもしれません。
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