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デザインイメージはF40。重要顧客のオーダーによるワンオフ「フェラーリSP38」公開

2018/05/23

| あらたなワンオフフェラーリ、”SP38”が登場 |

フェラーリが新たなワンオフモデル、「フェラーリSP38」を公開。
ベースは488GTBとなり、シャシーとエンジン含むドライブトレーンも488GTBのものをそのまま使用。
なお、このフェラーリSP38は「もっとも献身的なフェラーリの顧客」によってオーダーされたとされ、フィオラノで開催れれるイベントで一般にお披露目されたのちにキーが手渡される、とのこと(ヴィラ・デステにも展示予定)。

デザインイメージはフェラーリF40

デザインにおけるインスピレーションはF40から得たもので、ロードカーとレーシングカー、美しさと先進性を備えたゴージャスなスーパーカーだと表現。
ボディカラーは3層レッドメタリックで、これはマツダのソウルレッド・プレミアムレッド同様、「パリオクロム」系ペイントだと思われます。

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ヘッドライトは極端に細く、これはもちろんフェラーリSP38専用。
ボディパネルはひとつとして他のフェラーリとの共有パーツはなく、すべて専用に制作されていますが、ドア上部からダクトへと繋がる手法、フローティング形状となるリアウイング、スリットの入ったリアフードはF40を彷彿とさせる部分。

なおリアフードには「ガラス」を用いず、あえてエンジンを見せないところは衝撃的で、このクルマを未来的に見せている部分でもあります。
おそらくはリアカウルはフェンダー後半ごとガバっと開く形状だと思われ、これもF40をイメージしたのだと思われます。

ホイールの「スター」スポークもF40をモチーフとしたものと思われ、センター部が極端に小さくデザインされているために「センターロックっぽく」も見えますね。

インテリアの画像は現時点で公開されておらず、しかし「フル・テーラーメイド」でワンオフ制作されたもの、とのこと。



F40はこんなクルマ

こちらはデザインモチーフとなるF40。
フェラーリの40周年を記念して限定販売されたクルマで、1,331台が製造(予定は350台であったものの人気が高すぎて増産された、珍しい例)。

製造は1987-1992年、エンジンは2.9リッターV8ツインターボ478馬力、重量1089キロ、0-100キロ加速は3.9秒。
そして世界で初めて最高速が200マイル(時速322キロ)を突破した車としても知られます。

フェラーリのスペシャルモデルには同一の傾向が見られる

なお、最近のフェラーリ「ワンオフ」モデルに採用されるのが「ラップラウンドウインドウ」。
ランチア・ストラトスみたいな「フロントからサイドまで丸く囲む」デザインのウインドウですが、これは「458MMスペチアーレ」、日本限定のスペシャルモデル「J50」でも見られるもの。

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なお、こういったスペシャルモデルは「フォーリ・セリエ(英語だと”アウト・オブ・シリーズ”)と呼ばれ、その価格は250万ユーロつまり3億円強から受注を受けており、これがフェラーリの利益を押し上げている、と言われます。※ただしオーダー殺到につき、2年以上の納車待ち

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