| 違法駐車はあまりにもリスクが高い |
ロンドンにて、フェラーリ812スーパーファストが(駐車違反のため)レッカー移動させられてしまう動画が公開に。
高級百貨店ハロッズの裏とのことですが、なぜこの狭い路地にクルマを止めたのかは不明です。
非常に高価なクルマでもあり、いたずらや、こういったレッカーを考えると駐車場に入れたほうが「安全」だとは思うものの、やむにやまれぬ事情があったのかもしれませんね。
ロンドンでのレッカー移動はこうする
動画を見てみると、レッカー移動はクレーンで車体を持ち上げるようですが、そのクレーンにドッキングさせるための台座を各タイヤ&ホイールに装着。
見ている限りでは、確実にホイールに傷が入ることになりそうです。
そしてフェラーリ812スーパーファストをクレーンで吊り上げ。
ヘタすると「吊っている」ベルトがボディと擦れ、これも塗装に傷がつくことになりそう。
日本だと「レッカー代」も請求される
なお、日本でもこういった「違法駐車はレッカー」されることがあり、その場合は駐車違反の反則金に加えてレッカー代も払う必要があり、相当な出費を強いられることに。
レッカー移動そのものは警察より委託を受けた業者が行い、そして保有するレッカー車両によって「レッカーの方法」が異なるようですが、たとえば4WD車の場合に「フロントだけを持ち上げて」クルマを引っ張ってゆくとドライブトレーン破損の可能性があったり、最悪だとトランスミッションにダメージが及ぶ場合も。
よって最近はクルマの4輪に、小さなタイヤのついた台座をはめてから「引っ張ってゆく」方法が多いようですが(レッカーする側もリスクを避けたい)、それでも扁平(薄い)タイヤ装着の場合はホイールに傷が入る可能性が高く、とにかく違法駐車はなにかとリスキー。
なお、日本だと自身の敷地に違法駐車を続けた車両のタイヤをロックして「解除してほしかったらカネを払え」としたコンビニの対応が炎上したことがありますが、このコンビニの行為そのものは「違法」だとされています(結果的には自作自演だった)。
たとえば、だれかが違法行為をして、その結果自分の権利が侵害されたとして、その権利を取り戻すために実力を行使することは「自力救済に」該当。
この自力救済そのものが違法行為だとされており、コンビニの場合だと「ロックによって車についた傷」「張り紙」「ネットで拡散したことによる名誉毀損」など、逆にコンビニ側が損害賠償請求を起こされる場合もあるわけですね。
つまり違法駐車に対して個人はなすすべがないとも言えますが、国家権力だけは問答無用でクルマを移動できる、ということになりそうです(もちろん違法駐車する側が悪い)。
それでは動画を見てみよう
こちらが手際よくフェラーリ812スーパーファストがレッカー移動されてしまう動画、「Illegally parked ferrari worth £260,000 towed away in London - Daily Mail」。