| どちらもリセール、コレクション価値の高い「ロッソ外装、ネロ内装」 |
2019年1月開催予定のMECUMオークション(フロリダ)にて、ラ・フェラーリ、そしてラ・フェラーリ・アペルタの2台が同時に登場するとして話題に。
この二台が同時に、とくにオープンモデルのラ・フェラーリ・アペルタがオークションに登場することは珍しく、もしかすると「二台同時に」購入するツワモノが出てくる可能性もありそうですね。
ラ・フェラーリは「リセール最強」の内外装
ラ・フェラーリは2013年の発表で、当初の限定台数は499台。
これにチャリティ用の「500台目」を加え、総生産台数は500代となります。
ちょうどポルシェ918スパイダー、マクラーレンP1と同じ時期に発売され、この3台は揃ってハイブリッドだったこともあり、「新世代のハイパーカー」「新ハイパーカー御三家」とも言われることに。
エンジンは6.3リッターV12、これにF1由来のKERSを組み合わせることで出力は950馬力。
0-100キロ加速は2.4秒、最高速は349km/h、フィオラノ・トラックの走行タイムは1:19.70で、これは「当時、いかなるフェラーリよりも速い数字」であったとされています。
↓このラ・フェラーリのエンジンカバーにはフェラーリ関係者のサインがびっしり
ボディカラーはロッソ・コルサで、まさにフェラーリを象徴するボディカラーとも言え、コレクション価値が非常に高いのは間違いなさそう。
インテリアは「ブラック」、そしてステッチとアクセントカラーはレッド。
これまた「フェラーリらしい」カラーでもあり、高値要因となりそうです。
走行はわずか672キロだとされ、コンディションは「抜群」だと考えて良さそうですね。
ラ・フェラーリ・アペルタは特注ボディカラー
一方のラ・フェラーリ・アペルタはフェラーリ70週年記念モデルとして2016年に発表。
フェラーリはクーペよりもオープンモデルの生産数を極端に絞る傾向にあり、よってラ・フェラーリ・アペルタもクーペの499台に比較して209台、とかなり少ない生産台数となっています。
ただしこちらもクーペ同様にチャリティー用として1台が追加され、その「210台目の」ラ・フェラーリ・アペルタは10億円というとんでもない価格で落札されたのも記憶に新しいところですね。
エンジンやスペックについてはクーペ版のラ・フェラーリと同じですが、外観上の相違としては(オープンというほかに)フロント~リアにかけて細いアクセントが入ること、ど開閉の関係上、フロントフェンダーけのデザインがやや異なること。
そしてリアフェンダーにはフェラーリ70週年の記念エンブレム。
やはり室内はブラック、そしてレッドのアクセント。
ドアミラーはカーボンファイバー製。
ボディカラーはスペシャルオーダー扱いの”Rosso Fuoco”、走行距離はわずか280キロ、とのこと。
当然ながらラ・フェラーリ・アペルタのほうが希少性が高く、相当な高値をつけることとなりそうです。