フェラーリの主催する「スポーツプログラム」に参加している人しか購入できない、過去最高レベルに購入難易度の高いクルマ
フェラーリ・コレクター、Josh Cartu氏にフェラーリ”ピロティ・フェラーリ”が納車に。
同氏はカナダ出身の実業家で、ソフト開発やSNS関連のプラットフォーム開発で財をなした人物。
過去にもF12tdf、ラフェラーリ・アペルタ(ともにホワイト)が納車されており、フェラーリの求めるオーナー像「若く、リッチで、ネット上での影響力がある」を地でゆく人物の一人でもありますね(それでもここまでレアモデルを購入できる例は珍しく、相当にフェラーリに優遇されていると言っていい)。※ときどき公道でドリフトしたり、と無茶をすることもある
フェラーリ・ピロティフェラーリの購入難易度は異常に高い
フェラーリ”ピロティフェラーリ(Piliti Ferrari)”は488ピスタをフェラーリのカスタム部門「テーラーメード」によって手が加えられたスペシャルモデルですが、 これは2017年のWEC(FIA ワールド・エンデュランス・チャンピオンシップ)においてドライバー、マニファクチャー両方のタイトルを獲得したAFコルサ「51号車(ドライバーはAlessandro Pier Guidi選手とJames Calado選手)」のカラーリングを488ピスタに再現したもので、購入できる権利があるのはフェラーリのスポーツプログラムに参加している顧客のみ。
ボディカラーはロッソ・コルサ、そこに488のレーシングバージョン、「488GTE」に採用されるイタリアントリコローレを再現。
”ピロティ・フェラーリ”オフィシャル画像公開時には、この「51」のナンバーが入った車両がオフィシャルフォトに使用されていましたが、購入者は自分のナンバーを入れることが可能だともアナウンスされています(しかしJosh Cartu氏はそのまま51を選択した、ということに)。
なお、ボディカラーはロッソ・コルサのほか「ブルー・ツール・ド・フランス」「ネロ・デイトナ」「アルジェント・ニュルブルクリンク」といった由緒あるレースやサーキットにちなんだ色を選択可能。
ナンバープレートは「KN CARTU」で、自身の名を入れていますね。
ピロティ・フェラーリの手前には488GTBが止まっていますが、ブラックのボディになんとも珍しいレッドのアクセントが入っています。
A~Cピラーにかけてレッドのストライプ、そしてドアミラーの上半分とサイドステップにもレッド。
フェラーリ488ピスタ・スパイダーも目撃に
そして現在のところほとんど目撃例のないフェラーリ488ピスタ・スパイダー。
488ピスタ同様に非常に希少なクルマですが、すでに納車が行われているようですね。
ボディカラーはイエロー、ストライプはネイビー、ホイールはマットブラック。
このストライプはフロントからリアにかけて広がるという、488ピスタ「スパイダー」ならではのデザインを持っています。
フェラーリ488ピスタ・スパイダーは2018年8月に突如発表された、488ピスタのオープンモデル。
リトラクタブルハードトップを持ち、エンジン出力は720馬力。
なお、加速、最高速ともにクーペ版の488ピスタと同じで、それぞれ2.85秒、340km/hとなっています。
目撃されたのはイタリアだそうですが、ちょっとめずらしいナンバープレート(とフォント)ですね。
VIA:Autogespot