さすがにクウェートでの雨は誰にも予想できない
フェラーリは新シリーズ「ICONA」を立ち上げ、コレクター向けに”過去のヘリテージとテクノロジーとを融合させた”少量生産モデルの販売を開始しており、その第一弾がモンツァSP1とSP2。
これらはフェラーリ812スーパーファストをベースとし、基本的には同じ構造を持つものの、異なるのは「SP1は一人乗り」、「SP2は二人乗り」。
フェラーリの速度だと、顔面を叩く雨は弾丸にも等しい
逆に共通するのは「一般的なウインドスクリーンやトップを持たない」スピードスターだということで、雨が降ると完全に「お手上げ」なクルマ。
そして実際にクウェートでの試乗イベント中に雨が振り、どうしようもない状態がインスタグラムユーザーによってアップされており、見るからに運転するのが辛そうです。
なお、クウェートの年間降水量(平均)は22ミリ程度で、これは東京の120ミリに比べてかなり低く、つまり「クウェートで雨が降るのは稀」。
にもかかわらずこの土砂降りなので、試乗した人はよほど運が悪かったと言えるのかもしれません。
バイクに乗る人であれば理解が容易だと思いますが、雨の中で一定以上の速度を出すと、雨粒が「弾丸のように」顔を叩くので、いかに希少モデルの試乗といえど、これは「遠慮したい」状況だと思います。
フェラーリ・モンツァSP1/SP2の室内は「防水」?
なお、気になるのはフェラーリ・モンツァSP1/SP2のインテリアは防水なのかどうか、ということ。
よくよく考えると、「屋根がない」ということは室内むき出しで、雨が降っていたり、雨が予想されるのであれば「乗らなければいい」だけなのですが、洗車をしようと考えると室内に水が入ってしまう可能性が高く、もちろんこのクルマの室内にドバドバ水をかける人はいないと思われるものの、洗車前にはよほど養生(目張り)をしっかりする必要があるのかもしれません。
ちなみに画像での判断となりますが、見る限りではほかのフェラーリと共通のパーツが多く、つまり「特に防水ではない」可能性が大。
ただ、モンツァSP1/SP2の場合、洗車時の養生を面倒くさがるような人はオーナーに含まれないと思われ、また専門の業者に洗車を依頼するケースも多そうですね。
加えてフェラーリ自身も「生産台数と顧客とを絞ることにより、量産車ではできないことが可能となった」とコメントしているので、「クルマを愛するのに手間を惜しまない」人を顧客として選定しているのだと思われます。
それでは動画を見てみよう
なお、このインスタグラマー氏は相当なVIPと見え、様々なメーカーの、そして希少かつ発表間もないクルマの試乗会に招待されているようですね。
まずは雨の中を走るフェラーリ・モンツァSP1。
フェラーリF8トリブート。
ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ。
メルセデスAMG GT R Pro。
フェラーリ488ピスタ「ピロティ・フェラーリ」。
マクラーレン・セナGTR。
新型トヨタGRスープラまでも。
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